中国政府系新聞 米有力紙で領有権主張(NHKニュース 9月29日 7時48分)
>中国の政府系の英字紙「チャイナデイリー」は、28日、アメリカの有力紙、ニューヨークタイムズとワシントンポストに、沖縄県の尖閣諸島の写真とともに、中国側の主張をまとめた全面広告を掲載しました。
>広告には、「島は中国のものだ」と大きな見出しがつけられ、「中国は日清戦争の敗戦によって島を無理やり割譲させられた」などと記されています。
日本は日清戦争で中国に尖閣の割譲など要求していない。日清戦争終結以前に無主の地を先占したからだ。
中国としては、無主の地ではなかったということにしたいらしいが、無理だろう。何故なら、ひとつとして、尖閣が中国の領土と明記された公文書は存在しないからだ。逆に尖閣が属するとしている台湾は明々白々と明代に外国であった(オランダ統治時代の存在/だから既に明代から台湾の属島たる尖閣が中国領であるという主張は全く成り立たないことは自明の理である。中国は嘘を吐くのを即刻停止し、恥と言う観念があるのなら、日本に謝罪すべきである)。
ただ、尖閣が台湾の属島という論理は成り立たない(中国・台湾の中では何故かそうなっているが)と思う。何故なら尖閣の一番大きな島である魚釣島から石垣市は170キロ、台湾も170キロで、ほぼ等距離かつ、いずれも属島というには遠すぎる。参考になるのは澎湖諸島で台湾から50キロの位置だが、澎湖県として独立しており、属島とされていない。これは条約や歴史書を見ても同じで、澎湖諸島は台湾とは別に扱われている。要するに尖閣はどの島からも遠過ぎる。
要するに明清は海禁政策を採っており、公的に海洋進出に熱心ではなかった(その前の元は明確にモンゴル政権(公用語はモンゴル語。中国人は差別されていた)であるが、元も一種の海禁政策を採っていたとされる)。特に明は強く海禁政策を採っており、台湾でさえ、全く支配できていなかった。そういう中で中継貿易で栄えたのが琉球であり、日本がアジアでいち早く近代化を達成した。そういう流れの中で自然に尖閣が日本となった次第なのである。
過去の中国が海洋進出に熱心であれば、あるいは尖閣は中国のものとなっていたかもしれない。しかし、そうはならなかった。中国は大陸国家なのである。中国こそ歴史を直視しなければならない。
日本はアメリカの新聞に抗議するだけでなく、こうなってしまえば、逆に日本の主張を載せてしまった方が良い。読者が誤解したままになってしまうからだ。
>中国の政府系の英字紙「チャイナデイリー」は、28日、アメリカの有力紙、ニューヨークタイムズとワシントンポストに、沖縄県の尖閣諸島の写真とともに、中国側の主張をまとめた全面広告を掲載しました。
>広告には、「島は中国のものだ」と大きな見出しがつけられ、「中国は日清戦争の敗戦によって島を無理やり割譲させられた」などと記されています。
日本は日清戦争で中国に尖閣の割譲など要求していない。日清戦争終結以前に無主の地を先占したからだ。
中国としては、無主の地ではなかったということにしたいらしいが、無理だろう。何故なら、ひとつとして、尖閣が中国の領土と明記された公文書は存在しないからだ。逆に尖閣が属するとしている台湾は明々白々と明代に外国であった(オランダ統治時代の存在/だから既に明代から台湾の属島たる尖閣が中国領であるという主張は全く成り立たないことは自明の理である。中国は嘘を吐くのを即刻停止し、恥と言う観念があるのなら、日本に謝罪すべきである)。
ただ、尖閣が台湾の属島という論理は成り立たない(中国・台湾の中では何故かそうなっているが)と思う。何故なら尖閣の一番大きな島である魚釣島から石垣市は170キロ、台湾も170キロで、ほぼ等距離かつ、いずれも属島というには遠すぎる。参考になるのは澎湖諸島で台湾から50キロの位置だが、澎湖県として独立しており、属島とされていない。これは条約や歴史書を見ても同じで、澎湖諸島は台湾とは別に扱われている。要するに尖閣はどの島からも遠過ぎる。
要するに明清は海禁政策を採っており、公的に海洋進出に熱心ではなかった(その前の元は明確にモンゴル政権(公用語はモンゴル語。中国人は差別されていた)であるが、元も一種の海禁政策を採っていたとされる)。特に明は強く海禁政策を採っており、台湾でさえ、全く支配できていなかった。そういう中で中継貿易で栄えたのが琉球であり、日本がアジアでいち早く近代化を達成した。そういう流れの中で自然に尖閣が日本となった次第なのである。
過去の中国が海洋進出に熱心であれば、あるいは尖閣は中国のものとなっていたかもしれない。しかし、そうはならなかった。中国は大陸国家なのである。中国こそ歴史を直視しなければならない。
日本はアメリカの新聞に抗議するだけでなく、こうなってしまえば、逆に日本の主張を載せてしまった方が良い。読者が誤解したままになってしまうからだ。