獣共通感染症(第168回)03/12/2005 SARSコロナウイルスとエボラウイルスの自然宿主(日本獣医学会)
新型コロナ、次の感染源になりうる動物は? 研究(National Geographic 2020.04.08)
中国のキクガラシコウモリが自然宿主として怪しいとされるようです。可能性としてはキクガラシコウモリが昆虫食であることから、何らかの昆虫が自然宿主の可能性もキクガラシコウモリが変異させた可能性も考えてしまいますが、コウモリは集団で生活し洞窟に幾種類も集まり行動範囲も広く、自然宿主として注目があるようです。SARSの中間宿主と考えられるハクビシンは果実食でオオコウモリと食性と生息域が似るようです。結局新型コロナウイルスの感染経路を特定することは難しい部分もあると思いますが、それは稀な事象が感染に関与している可能性が高いからだと思います。新型コロナウイルスが一般的な事象だけで感染拡大するなら、とうの昔に感染拡大していたはずです。ここで筆者が考えるのはコウモリから中間宿主が必要条件かということです。中国では野味が尊ばれ、コウモリは伝統食で、武漢では野生動物がよく食べられているとされます。普通は食べないコウモリを食べてみる過程で単に感染したと考えられるかもしれません。普通はそこでそうは拡大せず終わりのところを(無症状が多いと言います)たまたま発症して広がった結果が今なのかもしれません。先に指摘しましたが、コウモリすら中間宿主の可能性も考えられなくありません。昆虫のウイルスの特定も難しいでしょう。新鮮さが尊ばれるようなので、ウイルスが生きた状態で食べ物として口に入ったかもしれません。何らかの動物に感染爆発して中国人が食べたのかもしれませんが、自然宿主が別にあるとすれば、どうやって中間宿主にうつるのかの方が気になる所です。中国では11月に発生したとも言われ、とにかくその頃に感染拡大して気づいた頃のデータでは元の感染源まで辿りにくくなっているとも考えられます。ですから、感染源を特定するのであれば、片っ端から怪しい生物を調査してウイルスや抗体を見つけるべきなのでしょう。感染源さえ分かれば、何らかのはずみで感染したと考えられ、経路の方もある程度絞れてくると思います。逆に言えば感染経路を辿ろうとしたところで、プッツリ切れてしまうのは想像に難くありません。そういう訳で中国を調べれば原因に近づくことが出来ると考えます。
新型コロナ、次の感染源になりうる動物は? 研究(National Geographic 2020.04.08)
中国のキクガラシコウモリが自然宿主として怪しいとされるようです。可能性としてはキクガラシコウモリが昆虫食であることから、何らかの昆虫が自然宿主の可能性もキクガラシコウモリが変異させた可能性も考えてしまいますが、コウモリは集団で生活し洞窟に幾種類も集まり行動範囲も広く、自然宿主として注目があるようです。SARSの中間宿主と考えられるハクビシンは果実食でオオコウモリと食性と生息域が似るようです。結局新型コロナウイルスの感染経路を特定することは難しい部分もあると思いますが、それは稀な事象が感染に関与している可能性が高いからだと思います。新型コロナウイルスが一般的な事象だけで感染拡大するなら、とうの昔に感染拡大していたはずです。ここで筆者が考えるのはコウモリから中間宿主が必要条件かということです。中国では野味が尊ばれ、コウモリは伝統食で、武漢では野生動物がよく食べられているとされます。普通は食べないコウモリを食べてみる過程で単に感染したと考えられるかもしれません。普通はそこでそうは拡大せず終わりのところを(無症状が多いと言います)たまたま発症して広がった結果が今なのかもしれません。先に指摘しましたが、コウモリすら中間宿主の可能性も考えられなくありません。昆虫のウイルスの特定も難しいでしょう。新鮮さが尊ばれるようなので、ウイルスが生きた状態で食べ物として口に入ったかもしれません。何らかの動物に感染爆発して中国人が食べたのかもしれませんが、自然宿主が別にあるとすれば、どうやって中間宿主にうつるのかの方が気になる所です。中国では11月に発生したとも言われ、とにかくその頃に感染拡大して気づいた頃のデータでは元の感染源まで辿りにくくなっているとも考えられます。ですから、感染源を特定するのであれば、片っ端から怪しい生物を調査してウイルスや抗体を見つけるべきなのでしょう。感染源さえ分かれば、何らかのはずみで感染したと考えられ、経路の方もある程度絞れてくると思います。逆に言えば感染経路を辿ろうとしたところで、プッツリ切れてしまうのは想像に難くありません。そういう訳で中国を調べれば原因に近づくことが出来ると考えます。