腹部先端にある尾部上付属器と呼ばれる部分が反り返っているので、マユタテアカネの♂ですね。ヒメアカネやマイコアカネと似ていますが、その2種と比較してマユタテアカネは、胸部側面に見える黒状模様がほとんど目立ちません。
(撮影日 2021/8/31)
腹部先端にある尾部上付属器と呼ばれる部分が反り返っているので、マユタテアカネの♂ですね。ヒメアカネやマイコアカネと似ていますが、その2種と比較してマユタテアカネは、胸部側面に見える黒状模様がほとんど目立ちません。
(撮影日 2021/8/31)
花盛りを迎えています。水気の多い場所で吊り下がって咲く姿は、今の時季の風物詩となっていて、他の花と共に競うように咲き誇っている状景は風情を感じます。
ツヤツヤとした紫色の花には、ホバリングで吸密するホウジャクの仲間やマルハナバチの仲間などがよく来るので、特にホウジャクを観察する時には重宝する花です。この前は黒いアゲハの仲間も吸密に来ていました。
(撮影日 2021/8/31)
ふと思いましたが、野の花のキク科の中でクリーム色の花を持つ種は珍しい部類に入るのではないでしょうか。派手さはありませんが、花が咲いていると目に入ってくるアキノノゲシです。草丈が高く茎もしっかりしているので、つる性植物が絡みやすい植物でもあります。2枚目ではカナムグラが絡んでいました。
(撮影日 2021/8/31)
雌雄異株のカナムグラの雄花(1枚目)と雌花(2枚目)です。雄花は花茎を揺すると、杉のように花粉が舞う姿を確認できます。秋の花粉症としてカナムグラの花粉が挙がることがありますが、花粉が目に見えて出て来る姿を見ると、花粉症になってしまうのも納得の説得力がありますね^^; 3枚目は雄花、雌花、葉が一緒になっていた箇所を撮ってみました。
(撮影日 2021/8/31)
特徴的な長い翅は薄いプラ板で作ったようです。複眼に見える黒い点は、カマキリの複眼にある偽瞳孔と同じで、こちらが移動をしても追いかけて来ます。アカハネナガウンカを正面から見ると偽瞳孔もついて来るので、寄り目になっているように見えます。
(撮影日 2021/8/31)
妙がある? 変わった形をしているミョウガの花です。花の上と下の左右に見える3裂した花冠は、先端が尖っていて鋭い印象がありますが、花中央にある幅広で縁が少しフリル状になった仮雄しべと呼ばれる部分は、柔らかい印象があります。
蕾が集まった可食部もそうですが、個人的に鋭いと柔らかいが混在していている花姿だと感じます。
(撮影日 2021/8/29)
綺麗な花ですね。6弁花のように見えますが、3枚の花弁と3枚の苞と呼ばれる部分からなる花になります。少し幅広の部分が花弁で、花弁の間から覗く幅が狭くなる部分が苞です。蕾の形はソバの実みたいですね。
(撮影日 2021/8/29)
タカネセンブリよりもがく片が短く、花弁の約半分くらいの長さになるハッポウタカネセンブリです。花径は5㎜くらいでしょうか。花色は違いますが花弁の中央にある丸い蜜腺など、今の時季に見られるアケボノソウの花と雰囲気が似ていますね。
アケボノソウの花弁の数は、通常の5弁花の他に4弁や6弁など違いが見られる場合がありますが、このハッポウタカネセンブリやタカネセンブリにも花弁の数の違いがあるのか、少し気になります。
(撮影日 2021/8/29)
しべが平地などで見られるワレモコウよりも長くなるミヤマワレモコウです。穂状になる花姿や穂の色合いはワレモコウと同じになりますが、ミヤマワレモコウの穂の長さはワレモコウと比較して、より長くなる傾向があるそうです。
(撮影日 2021/8/29)
ピンク色の長いしべが特徴的なカライトソウです。長い穂の上から段々と咲き進んでゆき、まだ開いていないゴツゴツとした蕾はパイナップルのような雰囲気があります。バラ科の花になり、羽状複葉の葉は同じバラ科ワレモコウ属のワレモコウの葉と似ています。
(撮影日 2021/8/29)
高山蝶の一種です。一頭、目の前をパタパタと飛んでいたので、止まった所を被写体になってもらいました。全体的にシンプルな斑紋の蝶ですが、ブタ鼻のような鮮やかなオレンジ色の斑がよく目立っていました。
(撮影日 2021/8/29)
ウメバチソウの花の写真を整理したり見返してみたりしていたら、1枚だけコウメバチソウの花が混じっていました(1枚目)。真ん丸の腺体がある仮雄しべと呼ばれる裂けた部分が7~11裂だとコウメバチソウ、12~22裂だとウメバチソウになるそうです。
👇仮雄しべの裂数を数えてみたら、約11裂だったのでコウメバチソウのようです。
以下はウメバチソウになります。
👇仮雄しべが約13裂。
👇仮雄しべが約15裂。
👇仮雄しべが約15裂。
👇仮雄しべが約14裂。
タデ科オンタデ属のオヤマソバです。同じ属のオンタデやウラジロタデよりも草丈が低く、葉にはごく短い葉柄があり、葉の基部の形はくさび型をしています。花姿は同じ科のイタドリの仲間とよく似ていますね。オヤマソバの花色は乳白色をしていて、イタドリの花色は透明感があるように感じます。
(撮影日 2021/8/29)
赤いシモツケソウも白いオニシモツケも終わりを迎えていて花が見られなくなっていましたが、わずかに咲き残っていたシモツケソウの花を見る事が出来ました。あまり期待はせずにまだ咲いている花はないかと探してみたのですが、赤い花色は遠くからでも目立つので、シモツケソウだとすぐに分かりました。
(撮影日 2021/8/29)
開いた花が1つだけありました。株数も1~2株と少なかったので、特徴的な「大」の字の花が見られてちょっと得をした気分です。葉に毛が無い種を「ミヤマダイモンジソウ」、葉に毛が無く葉裏が赤い種を「ウラベニダイモンジソウ」と呼ぶようですが、この2種はダイモンジソウの中に含まれるそうです。葉は草陰の中にあったので確認しませんでした。
(撮影日 2021/8/29)