猫好きな青年悟と
悟に拾われた野良猫ナナの
種族を超えた絆を描いた
有村浩原作「旅猫レポート」
長野では上映最終日ということで
かけこみ鑑賞をしました。
「ごめんな、もう一緒に暮らせなくて」
その一言から始まる物語。
猫好きなのに猫を手放す理由は
見ていくうちに判っていくミステリー。
結末は伏せておきますが
猫好きならずともナナが愛しく思えること
請け合いです。
夏目漱石先生以来、
犬や猫の擬人化作品は数多くありますが
傑作の部類に入ります。
富士山や瀬戸内海、
(おそらく)長崎鼻の菜の花畑など
景色も楽しめる映画でした。
ナナの名演技に高畑充希さんの声が
ベストマッチ。
まるで人間の意図をわかっているかのような
すばらしき演技でした。
それにしても、悟の親友康介君の父親最低。
この父親に育てられてよくぞ
真っ当に育ったものです。
それをほめたいです。