大手総合商社東京電建を舞台にした
「七つの会議」を見ましたが
池井戸作品ならではの豪華な顔ぶれ。
銀行の常務・国税局監査役
佃製作所の経理担当や
帝国重工の専務、足袋工場社長など
大物ばかりで、それだけで満腹になりそうでした。
特に野村萬斎・片岡愛之助のにらみ合いは
狂言界と歌舞伎界の看板を感じました。
会議室の居眠りから始まる作品。
20年前は優秀な社員だったとは思えないほど
やる気を感じられない八角係長。
でも、その真の姿は……。劇場でどうぞ。
一回も飽きを感じさせず
特にラストの御前会議の場面は緊迫感あり。
キャストも内容も秀逸ですが
もし欲を言うならねじ工場社長の娘役が
土屋太鳳さんだったので
社長の役は阿部寛さんに演じてもらいたかったです。