日毎、秋色がだんだん濃くなってくる。森羅万象、世の中は、紅葉狩りのシーズンの真っ只中だ。しかし、 紫苑のまわりはしんとした空気につつまれている。
ここでは、わたしの大好きな 紫苑が、しつこく三度び、登場する。
これはずーっと見続けているが開花期間が長い、この分ではかれこれ一カ月は咲き続けるのだろうか。しかし、なんだか花の色から紫味が消えていくようだ。まるで、漂白されていくようである。
さっき、 紫苑の評判をチェックしようと、ウェブでネットサーフィンしたら植物自体の記事が少ないことにおどろく。それが、何らかのネーミングにのみ利用している、ゲームソフト、アニメや喫茶店とか衣服、妖しいサイトのタイトルの記事がズラズラッーとのっかっている。してみると、多分、世の中の成り立ちは安直に出来ていて自前のイマジネーションを持てずにいるのだろう。
紫苑の名称、もとはすべからく、この植物名に由来するだろうに。なんだかわたしは、ガサガサと軽薄で猥雑で嫌な感じだ。実態のないバーチャル、イミテーションの世界で気取ってもしょうがないだろう。
下は、紫苑苗の発送用の鉢である。これは昨年株分けしたもので、この夏から秋にかけて新芽が出て鉢自体が根で充満している様子がわかる。よく見ると、一部草茎が生きて折れているが、ここでは今は塊根を太らしておく時期なのでそのままにしてある。しばらくして地上部が枯れてきたら、なん株かに分ける必要がありそうだ。露地植えであればそのままでもいいのだが。
≪撮影:10月 26日午前 8時30分≫
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