vagabond moon

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ディランにはじまる。

2009-02-04 23:05:08 | 曲作り
大黒摩季さんに「翼の折れたエンジェル」をカバーしてもらった時のこと。
プロデューサー武部聡志さんからの電話が鳴る。

「研さん。あそこのメロディって半音上、それとも下?」

あそこと言うのは、
「もし俺がヒーローだったら」の「だっ」の部分。

半音上だったらメジャーコード、
半音下だったらマイナーコード。
アレンジ前に確かめておきたいのは当然である。

「えっと、どっちでもいいです。唄って気持ちいいほうで。」
「ええっ!そんなぁ。どっちかにしてください。」
「でも…どっちもありなんで…。」
「あとで文句言わない~!?。作曲者でしょ、いいの~?」
「あ、はい。すいません…。」

最後の方はなんだか情けない。

ちなみに、
あゆみバージョンはメジャーコード、
俺バージョンはマイナーコード。

俺バージョンはメロディごと違う。
歌唱力のある人がよくやる「崩し歌い」ではなく、
メロディそのものが別バージョン。

そんなのあり~?

すいません…。

でも、でもね。
ディランの「レイ、レディ、レイ」を聴いていただきたい。
時代によってメロディが三種類あり、
それがすべて素晴らしい。

オメー、あそこまでブッ飛んでねぇだろ~!?

あ、
はい、
すいません…。