vagabond moon

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本を売る。

2009-05-15 08:20:22 | 人間は考える葦である
段ボールいっぱいの本をかかえて古本屋。

SPA!の編集長だった友人は、
「本は形ではなく記憶に残すもの」と言って、
一冊も所蔵していない。

ハードカバーはかさばるし、
飾っておいても再び読むことはめったにない。
わずかでも現金に換え、
他の人に利用してもらうのがエコであろう。


というわけで古本屋。

カウンターに本をあずけて十分後、
「お待ちのお客様~」
「はいはい」
「お客様の査定額が出ました」
「いくら?」
「10円です」
「は?」
「水汚れがあって、一冊しかお引き取りできません」
「…」


劇団ひとり「陰日向に咲く」を里子に出し、
ダンボールを抱え、とぼとぼ帰宅。


風呂場で読書。
汚さないように気をつけていても、
プロの目は欺けない。

でも、
やめないよ。