ヴァニラ・アイスはプラチナの夢をみるか?

サンプル数一人の話。日記、アニメの感想などを独りよがりに書いてます。

オレチャンネル第25回~メカンダーロボ第9話~

2009-07-19 14:24:20 | ロボットアニメ系
メカンダーロボ:第9話 最後の戦線南シナ海

-あらすじ-
防衛軍本部にむかう途中に国連士官学校時代の旧友であり、命の恩人であるリリー・ライアンと再会したミカは病床に就くリリーの母のために父ライアン大佐の消息を調べることを約束する。ミカは無断で小型偵察機を持ち出し、数日前に連絡のとれなくなったライアン大佐のいると思われる第27戦区へと向かった。コンギスター円盤との戦いを経てたどり着いた第27戦区ではライアン大佐率いる”タイガー師団”と合流に成功する。妻を見舞うように懇願するミカにライアン大佐は地球を守る任務を優先し、首を縦には振らなかった。部隊と合流したミカよりもたらされた情報によりタイガー師団が生き残っていること、2万5千人の民間人が第27戦区に取り残されていることがわかった。防衛軍は民間人救出とタイガー師団への補給のため陽動作戦を敢行する。しかし、これを察知したコンギスター軍団は民間人を乗せた艦船が引き返すタイミングで攻撃を開始するのだった。作戦に参加していたジミーたちはメカンダーロボと合体し、コンギスターのメカ獣オオニューダーを撃破するのだった。そしてその陰で補給を受けたタイガー師団はコンギスターへの反撃作戦が開始されるのだった。

-感想-
ついにやってきました富野演出の回ですね~。しかも作画監督が湖川友謙(小国一和名義)!

勘のいい人ならわかりますね。そう『イデオン』『ダンバイン』です。

特に人物の絵がすごく”イデオン”っぽっかったですね。

それはさておき演出面で御大らしいところがあったかというと・・・。

いままでの演出よりも無駄な部分がなかったってことかなぁと思います。

トントントンと場面展開させる妙はやっぱり上手いですね・・・。

ただそれよりも富野御大らしいと思ったのがセリフ。

まず、ミカがコンギスター円盤との戦闘の際に「南無三」「一機でも撃墜できれば万歳ってとこね」っていうのですが、前者はダンバインのショウ・ザマがよく言ってましたね。後者に似たセリフをガンダムのリュウ・ホセイが言ってました。

脚本は御大の手によるものではないのですが、演出上で御大が手を加えたことが伺えます。

さらにミカが無断で出撃した直後、ジミーたちも無断で後を追うのですが、その時の敷島博士が彼らの行動をとがめることなく「ありがとう」と言うのです。

普通なら「お前たちまで勝手なことを!」みたいな展開をさせると思うのですが、敷島博士にとってミカがどれだけ大切か(息子には過酷な戦いを強いているクセに)を表現してて逆にイイ演出でしたね。

これもセリフさしかえてるんじゃないかと勝手に想像しています。

それからドラマ重視のエピソードではあるもののアクション、バトル面もしっかりも作りこまれていてさすが御大です。

総評としてはメカンダーの中では作画レベルも高く、脚本、演出もよく名エピソードの一つの数えられるでしょうね。

☆今回の見所、つっこみ所☆

見所はなんといってもミカの活躍シーンです。

小型偵察機一機で敵円盤を5機撃墜する活躍を見せますが、彼女の方が防衛軍の戦闘機パイロットより優秀なんじゃないでしょうか?

ま、それもそのはずミカは国連士官学校というところで教育を受けているのでアクションも軽々こなせるのです。

じゃぁなんでキングダイヤモンドで雑用やってるの?

まぁ敷島博士が危険なことさせないだけなんでしょうね。

後にミカはメカンダーロボ4人目のパイロットになるのですが、それを踏まえたエピソードだったのかな?

それからリリーの「わたしはあんな立派な父でない方がよかった」というセリフ。

これは、戦場で再会したものの軍人の任務を優先し去ってしまったライアン大佐に対してのリリーのセリフですが、今回屈指の名セリフであり、これが故に名エピソードたらしめています。

ライアン大佐が軍人の任務に固執するのはそれが結果リリーたちを守ることに繋がるからです。

リリーも軍人の娘としてそれを頭では理解しているため戦場に向かう父を制止できなかったのですが、心までそれを受け入れているワケではないので涙ながらにこう言ったのでしょう・・・。

切ないですね・・・。実に切ないです。

画面上では頑固もののようにライアン大佐ですが、きっと心中は家族のもとに帰りたいはずですね・・・。

なんとも悲壮で切ないですね~。

と、すごくいい話なのにつっこみたいことが一つ。

それはミカのコスチュームです。

ミニスカなもんでところどころでパンチラが・・・・・。

これは少し興ざめでした。

確かにそんなカッコじゃそうなるんですけど、今回みたいな話時にまでサービスしてくれなくていいのですが・・・。

あ、ついでにもう一つ。

メカンダーロボの耳(丸いアンテナついた緑の部分)ってとれる上に武器になるんですね。

その設定よりもその画がなんともマヌケで笑えました・・・。

ウルトラセブン以来の衝撃でした・・・。

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メカンダーにでてくるメカニックって意外にカッコよくて、先日の小型ホバークラフトといい、今回の小型偵察機といい、ワタクシは一目ぼれしてしまいました。

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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』~ハッピーエンドへの道標か悲劇への序章か~

2009-07-19 02:51:14 | ロボットアニメ系
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を見てから実は1週間以上経過してしまいました。

リアル友人から「いつ感想書くの?」ときかれていたんですが、なんだか頭の中でまとまらなくて・・・・。

まぁ、あんまり放置しておいてもどんどん心の中で腐っていくのでとりあえず、書いてみました。


と、なんだか暗~い導入になってしまいましたが、この作品メチャクチャおもしろかったです。

絶対見に行ったほうがいいですよ!

と、これ以上感想というか、語る言葉が思いつかないんですよね~。

まぁ、とにかく内容が濃かったってことが原因なんじゃないかと思うのですが、テレビシリーズの大半を今回でなぞっていきましたからね。

テレビのあのエピソード、このエピソードも今回でやっちゃってます。

しかもかなりのアレンジを加えて・・・・。

それに新キャラ”マリ”も登場して一回見ただけでは全てを理解できない人も多かったんじゃないでしょうか?

にしても今回のエヴァですが、シンジくんの成長というか、性格の違いには驚かされました。

例えていえば”スパロボのシンジくん”でした。

スパロボやってない人にはサッパリの例えですが、他に例えようがないです・・・。

まぁもっとわかりやすくいえばテレビ版より好戦的(前向き)になったってことかな~?

このおかげで物語にカタルシスが生まれています。

あえてカタルシスを発生させないようにしていたテレビとは全く違います。

それから他のキャラ達はどうかというと、綾波レイの性格も変えてきてますね。

レイの性格が変わって出番が増えてますね~。

”ぽかぽか”がキーワードです、どう違うかはぜひ劇場で確かめてください。

ただ、そのしわ寄せがまわってきたのがアスカです。

名前がテレビ版と違うからって今回の扱いは少々かわいそうですね。

テレビシリーズのアノ名シーンがないんですもん・・・。

それからあんなこのなっちゃって・・・。

ファンの人がスクリーンを切り裂いたらしいですが、まぁその行為には賛同できかねますが、気持ちはわからなくもないですね・・・。(これはウソニュースだったみたいですね・・・。通りすがりですさん、ご指摘ありがとうございます!)

でも最後まで見てりゃ気持ちも変わったかもね?

そう、この映画って最後の最後まで見ないと絶対ダメですからね。

エンディングのスタッフロールとかで退出しちゃダメですよ。

それからカヲルくんと新キャラ眼鏡っ子マリですが、マリに見せ場はあるもののカヲルくんは前回同様、顔見せ、意味深セリフ担当でした。

マリの活躍は序盤と終盤でエヴァを駆り使徒と壮絶バトルを繰り広げるものの、その正体は不明。

エヴァの隠された能力を発動するなど、もー訳わかめでした・・・。

その一連のシーンでワタクシは超獣機神ダンクーガを思い出してしまうんですが、全く関係ないですね・・・。

マリの存在や発言はネルフ、ゼーレに加えてもう一つの組織の存在を匂わせます・・・。

まぁカヲルくんにしても、マリにしても次回大活躍してくれそうですね。

あ、それからゲンドウの性格がテレビ版より丸くなってますね。

これは何を現しているんでしょうかね?

【エヴァ】金曜ロードショーで序【手描きMAD】

長くなったのでお口直しにドゾ。

それでは続きをば・・・。


『序』のカヲルくんのセリフから”2周目”と新劇場版を表現する人がいますが、ワタクシもそう思ってみています。

いまのところ推測でしかありませんが、次回作や最終作でそれについての言及があるかもしれませんね。

で、気になるのが結末。2周目ならば1周目とはちがう結末もありえるのではと期待しています。

正直、『破』のイキオイならハッピーエンドもありうると思うのですが、そこはエヴァ。

やっぱり”イデエンド(*)”でしたってことにもなりそうだなぁ。

旧劇場版でネルフ本部が襲撃されるシーンが軽いトラウマなワタクシはぜひともハッピーエンドで終わってほしいものです。

ハッピーエンドへの”道標”か悲劇への”序章”か、今後の展開で『破』の位置づけも変わってきそうですね。


そ~れから演出・作画面のことも少し語っておきますと、作画については相変わらず緻密でしたね~。エヴァが走って発生したソニックウェーブのシーンとか細かくて好きです。

それからワタクシは全然不満がないのですが、劇中に流れるとある”昭和の名曲”の演出については賛否あるみたいですね。

まぁ選曲よりも歌い方のようですけどね・・・。

*ようは”世界破滅”で終わるってことです。アニメ『伝説巨神イデオン』の結末に由来しています。

エヴァンゲリオン「破」予告編


と、タラタラと書いたらこんなに長文になってしまいました。

読み返しても全然まとまってないですね・・・。スンマソン。

やっぱりもう一回みてこようっと。


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最後にトリビアをいくつか。

・アスカが遊んでいる携帯ゲームは「ワンダースワン」(懐かしい!)
*機動音と持ち方をみると間違いないです。

・ミサトさんの携帯電話の着信音はウルトラマンの科学特捜隊本部の電話着信音。

・映画の開始前のスタジオカラーのクレジット画面でウルトラマンの変身シーンのSEが使用されている(帰ってきたウルトラマンのものらしい)

と、なんでかこういう細かいところに目がいってしまうワタクシでした。


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