ゴワッパー5ゴーダム:第30話 岩石巨人!ジャリアント
-あらすじ-
ジャリアントに襲われた人民救助のため、バラン市へ出動するゴワッパー5。そこでゴワッパー5は大吉の元同級生ジローに会った。地底魔人に両親を殺されたジローは、復讐のためゴワッパーに志願する。大吉は反対するが洋子の決定で連れていくことにする。だが敵基地に忍び込んだジローは、警報機を鳴らそうとしたネンドロイドに素手で立ち向かい、相打ちに。シローの命がけの行動で人質は解放され、ゴーダムがジャリアントを撃破。大吉はジローの勇気に涙した。
(ゴワッパー5ゴーダムDVD-BOXのブックレットより引用)
-感想-
あらすじには明記してないケド、ジローくんは死にます・・・。
久々に後味の悪いというか、かなり悲しい話だったです・・・。
普通少年なら”生かす”と思うのですが”殺す”とは正直信じられないです。
タツノコスタッフは鬼ですね・・・。
ところで、作画はよくて安心して見ていられます。
それに今回は基地に忍び込むシーンもあるので生身のアクションも満載。
冒頭からゴーダム発進でメカアクションも充実、それに加えジローくんのドラマも加味するというバランスのよさ。
アニメとしての質は相変わらず高いですね。
しかし、ジローくんを殺すとは・・・・。
これは後に書くとしましょう。
☆今回の見所、つっこみ所☆
見所はジローくんのヘタレっぷりと最後の活躍。
ジローくんは大吉の同級生であまりに弱虫なためいじめられ、それが元で転校してしまいます。
ゴワッパーについてくるジローくんは歩みも遅いし、大事なところで転んじゃって敵に見つかるなんてお約束をやってのけます。
ジローくんは敵基地から逃げ遅れるのですが、そのおかげで警報機に手を伸ばすネンドロイドを発見できました。
目の前で両親を殺された恐怖からただ見守るしかないジローくんでしたが、意を決してネンドロイドにつかみかかります。
しかし、ネンドロイドと相打ちになってしまうのです・・・。
劇中ではまずジローくんのヘタレぶりを見せるだけ見せておいて最後の活躍のすごさを強調していますね。
巧い演出ではあるんですが・・・・。ワタクシにはちょっとツラかったですね・・・。
バトルの面では久々に長い生身のアクションが多かったですね~。
それに最近はゴーダムでのお留守番が多かった洋子が基地潜入の指揮をとっていてグーです。
攻撃するだけなら豪の方が適任なんでしょうが、大勢の民間人救出のための作戦ですから、年長者でリーダーの洋子の方に分があったのではないかと勝手に思いました。
お次はつっこみですが、やっぱりジローくんの扱いです。
殺すなよ!これは納得がいかない。
感想のところでも書きましたが、普通少年なら殺さないですよね?
同じ状況でも殺すときって”老人”の場合が多いと思うし、それならなんとなくあきらめがつく(乱暴な言い方ですね。ごめんなさい)。
少年にはやっぱり、未来を感じさせる存在なため殺すという展開を見てしまうとすごくツラい。
まぁ、そのツラいってのを見せたかったのは分かるんですよね。
次はゴーダムドラゴン。
またかよ・・・・、な~んて思ってしまいました。
ここ最近いつもドラゴン。
もうちょっと別の形態でも戦ってほしいですね。
それに・・・・弱点を映し出す機能がでてきました。
キミ!それはライディーンだよ!
まぁスタッフに富野御大がいるから、御大のアイデアかも?
それから最後にジローくん。
冒頭で両親がビルの下敷きになってしまったと言っていたワリに終盤での回想でネンドロイドに銃撃されてます。
まぁ銃撃されて、さらに下敷きになったんでしょうけど・・・。
☆☆今日の隊長さん☆☆
今回の隊長さんの出番は結構多かったですね~。
見た目はは悪魔的でなんとなく怖いものの小心者で、ゴーダムが駆けつけてきたら、どうしましょうとドッグガーンに泣きついたりしてます。
声は加藤修(現、加藤治)さん、マジンガーでいうとゴーゴン大公の人です。
それにずっこけたりしてギャグっぽくてここ最近の隊長さんでは一番個性的かつ親しみが湧きました。
といっても最後はゴーダムにヤラレちゃうんですけどね・・・。
以前、富野御大回の時に全然”富野”っぽくないと書いたと思いますが、この回の方が富野っぽい話でした。
というか、御大もこういうタツノコの容赦のないところを学んだのかもしれないですね・・・。
ところでついにスカパーでゴワッパー5ゴーダムが始まりますね。
ホームドラマチャンネルで23日から開始です。
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