串本から大島に向かい海中に約850m、大小40余りの岩柱が並ぶ橋杭岩。
その光景が橋の杭に似ていることからこの名が付きました。
干潮時には弁天島まで歩いて渡ることができるのです。
その昔、弘法大師と天の邪鬼とが一晩で大島まで橋を架ける競争をし、
負けそうになった天邪鬼が鶏の鳴きまねをして夜が明けたと思わせたため、
弘法大師が作業を止め、橋を完成させることなく杭だけで終わったという伝説があります。
ユニークな形の岩、ここに朝日の登る様を見てみたいです。
橋杭岩に転がっている岩の中には、かなり遠くにまで離れたものもあり、
宝永地震の大きな津波によって転がったのではないかという調査結果が出ているそうです。
この穏やかで美しい海が牙をむくことがないことを祈ります。
雲が出はじめ、海の色はグレーに変わっていきます。
バスガイドさんの「うすかわ饅頭は美味しいよ」この一言を聞き逃さないメンバーたち。
橋杭岩にバスが止まるなりほとんどの人が海に背を向け儀平のお菓子店へ。
店内の商品が品切れになると、他のお店から車で運んでいただいて・・・。
小さなお店に突然できた行列はバスの予定時刻も無視、
まあしょうがないよね、これも旅の楽しみ。
来年の旅は、美味しい物のある所を選定条件の一番目にしましょうか?