風とみどりに! 

風の訪れる庭、みどりに戯れる日々の記録

蓮ダム、みどりに染まる湖水

2015-05-21 | おでかけ(三重県)
今日のルートは松阪市飯高町栃谷地区から、加杖坂トンネルを抜け、
青田川上流から蓮ダムへ向かいました。

山の緑は色濃さを増し、湖も同じ緑、
陽射しは眩しいけれど風はひんやりと心地良い、
赤い辻堂橋が緑に映えます。




卯の花(うつぎ)がそこかしこに咲き、青い空によく似合っています。

数年前、蓮川上流左岸で細い道にまで君臨している卯の花に驚いたのですが、
今回はそこまでは行けませんでした。


ダム管理所横の展望台に上ってみました。

 
絶景です。堤防の全景から湖の奥深くまで、


蓮川下流、緑に埋まった集落。


夕暮れまじかの陽射しに、湖水が輝き始めましたが長居もしてられないし。


ダム建設でほとんど住む人のいなくなった地区青田、
山の中でジギタリスの花がたくさん咲いていました。
きれいに手入れされたお茶畑、誰か住んでるのかな?


この花には毒があるから、獣害に会わず群生しているのかも。
緑の中のジギタリス、一番きれいな時に出会えてよかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朴の木だんご(でんがら)、なつかしい香り

2015-05-21 | 手作りおやつ
私のふるさとでは、田植えを終えたこの季節「野上がり」といって、
「朴の木だんご」を作ってお世話になった人に配るのが習わしでした。
「でんがら」という呼び名を使っていましたが、
蒸したおだんごに、葉の葉脈と結び紐のすじで「田の字の絵柄」→「でんがら」、
田仕事が一段落し「田が楽になる」→「でんがら」だとか。

朴葉の香り、ヨモギの香り、みどり溢れるふるさとの香りです。

ミニサイズは、甘党孫ちゃんのために。

母のお得意ですが、ここ数年作るのはちょっと無理なようで(95歳ですから)
娘二人が作り方は仕込んでいただきましたからご安心を。

あまり物のない時代から、試行錯誤を繰り返してきたのでしょうね、
今では小麦粉、米粉、もち粉をブレンドします。


先日摘んだばかりのヨモギをたっぷり入れて、


母は前日から小豆を炊いていましたが、私は既製品で手抜き、
あんこも皮も分割、準備が整ったら、おだんご作りスタート、


きれいなみどり、葉っぱを濡らし、手早く包んでしまわないと葉にくっついてしまいます。
母の横で包むのが私の仕事でしたから手慣れたものです。

小さい葉っぱはあまり使わないのですが、今回はミニサイズ用に。


シュロの葉っぱを裂いて結び紐に、この葉の切り方にちょっとこだわりが、
おだんごはヨモギと白の二種類作るので、切り方で区別していました。
まっすぐは白、斜め切りはヨモギ、わが家のルールを思い出し・・・


蒸し始めると部屋の中に朴の香りが充満、幸せな美味しい香り。
贅沢なおやつを作ってもらっていたのだと今さらながらに。

朴の木は山に自生しているのですが、大木になるので採るのが大変、
そこで、わが家の庭に植えてあります。

まだ可愛い木ですが、実家では庭先で大木になりつつあります。


出来上がったおだんごを「奇数に包んで」と言われ11個、15個とか数えて新聞に包んで、
田植えを手伝っていただいた家へ届けるのも私の仕事。

隣のおばちゃんの「ありがとうアツアツやなぁ、早速よばれるわ」
普段あまりしゃべらないおじちゃんも顔を出し「すまんなぁ」
今は亡き二人の笑顔が思い出される、
ちょっと得意げな幼い私も・・・
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする