釣り帰り、孫たちのおじいちゃんが届けてくれました。
「カサゴ」と「アヤメカサゴ」です。
海の浅い所に棲むカサゴは岩や海藻の色に合わせた褐色をしていますが、
深海に棲むカサゴはきれいな赤色をしています。
深海では赤色は青色光と相殺され地味な灰色に見え、保護色となるのです。
「アヤメカサゴ」には黄色い網目状の模様が入っています。
「カサゴ」、こんなビックリしたみたいな顔じゃないのですが、
深海から釣り上げると目玉が飛び出してしまいます。
「カサゴ」によく似た「ウッカリカサゴ」もありますが、
違いは胸びれにうちわのように拡がる軟条の数です。
「カサゴ」は軟条が18本、「ウッカリカサゴ」は19本、
「アヤメカサゴ」の軟条は17本が多いようです。
魚は卵を産むのが一般的ですが「カサゴ」は卵胎生、
体内で受精し孵化するまで留めて、稚魚になってから産むのです。
哺乳類などのように胎内で栄養を送り育てるのではなく、
卵を放出せず留める事によって多くの子孫を残すためなのです。
稚魚を宿したカサゴに出会ってみたいものですね。悪趣味かな?
アラまで美味しいカサゴ、炊き込みご飯にしましょうか。