市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

視察で北海道へ。

2012-07-21 | 防災
久しぶりのブログです。
特別委員会(災害に強い市原のまちづくりに関する調査特別委員会)の視察で、北海道に行ってきました。
3日間の報告を、駈け足で。


一日目は函館市。

市役所にて、総務課の職員の方から地域防災計画の見直しについて説明を受けました。
計画の改定に当たっては、国や道の計画の改定を待たずに市独自でできる部分から早急に見直しに着手しました。
東日本大震災の際は、函館市でも函館駅からベイエリア周辺では津波による浸水被害を受けたそうです。そのことを踏まえ、避難が困難とされる地域の避難ビルとしてホテル5か所と港湾庁舎を確保しました。また、緊急の場合、市街地以外の旧町村地区の各支所長に避難勧告や指示等、市長の権限を代理行使できるようにしたことも、特筆すべきことです。

二日目は、苫小牧市。

苫小牧市では平成15年の十勝沖地震の際、二度にわたりタンク火災事故が起きています。
その時の詳しい状況やその後の対策について、消防本部保安課の職員の方からお話を伺いました。
そのあとは、苫小牧港管理組合の方の案内で港を見学しました。

下の写真は、苫小牧西港区です。
昭和26年に砂浜を掘り込む港づくりが始まり、昭和38年に第1船を迎えました。北日本最大の港湾です。


港に面した公園。
公園の設置にあたっては業界内で反対の声があったそうですが、市民の憩いの場としてとても親しまれているのだそうです。


記念写真を撮ってもらったのですが、潮風で髪があおられて顔が見えません・・・(T_T)



三日目は、千歳市です。

千歳市では、道内でも珍しい防災学習交流施設を訪ねました。
市民やボランティア、防災関係機関などが防災学習や訓練を行うことができる総合施設で、災害時には災害対策の拠点となります。
説明を受けている間、すぐ脇の道路をひっきりなしに自衛隊の装甲車が爆音を立てて通り過ぎていきました。
市内には3つの自衛隊基地があり、隊員や家族などで人口の約3割を占めるのだそうです。

こちらが千歳市の防災学習交流施設、「そなえーる」。


折りたたみ式のヘルメットをかぶっているのは、田尻議員。とってもよくお似合いです(^_^;)


私もかぶってみたりして。


こちらは、地震体験コーナー。
震度ごとの揺れや、阪神淡路大震災や新潟中越地震など、過去の大震災の揺れを体験することができます。


火災による煙からの避難も体験しました。




三日間とも天候に恵まれ、有意義な視察でした。
桑原危機管理監、勝地消防局長にもご同行いただいたので、今後連携して市原市の防災力向上に取り組みたいと思います。

最新の画像もっと見る