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本日夕方、新潟県十日町市への二泊三日の視察旅行から戻ってきました。
この視察は、『南市原のまちづくりに関する調査特別委員会』の企画によるものです。
私は委員ではないのですが、今回は特別に委員外の議員に対しても広く参加が呼びかけられたため、ゲストとして加えさせてもらいました。
十日町市を含む越後妻有(えちごつまり)地域は、冬は2メートルから4メートルもの積雪がある日本有数の豪雪地帯。さらに、平成16年の中越大震災はじめとする幾たびかの災害に見舞われ、気候条件が大変厳しい所です。
その一方では魚沼コシヒカリの産地として知られ、中山間地では至る所に棚田が広がり、日本の原風景ともいえる大変美しい里山を望むことができます。
そんな自然豊かで素朴な越後の地で現在開催されているのが、「大地の芸術祭」という一大人気アートイベント。
日本のみならず世界各国から集まったアーティストたちが、越後妻有地域の魅力をその作品と共に発信しています。
2000年に始まったこのイベントは3年おきに開催され、今回で5回目となりました。
「大地の芸術祭」http://www.echigo-tsumari.jp/
始めた当初は、
「こんなものに税金を使ってなんになる。それより、うちの前の道路でも直してくれ」
などと住民の反発はかなり強かったのですが、回を重ねるごとに、国内外のアーティストや首都圏から来るボランティアの若者などとの交流によって、住民たちの意識もずいぶん変わったのだそうです。
今まで気付かなかった地元の魅力を、逆によそ者である彼らによって教えられたと言います。
以下は、実際見てきた作品のほんの一部です。
メイン会場である美術館、「キナーレ」にある作品。
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↑決して廃棄物ではありません。アートです(^_^;)
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こちらは、JR飯山線の下條駅に建てられた作品。
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これらも印象的でした。廃校を利用した作品の数々。
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これはユニークなパフォーマンスでした。
豪雪地ならでは。除雪車による「ロミオとジュリエット」です。
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全部で360を超すアート作品が、この地域一帯の自然や里山の人々の暮らしに溶け込んで存在していました。
私は現代アートにはかなり疎いのですが、
これらのアート作品によって、この地域の豊かな自然がより際立って美しく感じられたことと、行く先々で応対してくださった地元のお年寄りの笑顔の素晴らしさがとても心に残りました。
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実は市原市でも、来年度の市制50周年にからめた事業として、南市原において同様のアートイベントを計画しています。
今回の視察は、そのためのものでした。
今後は新潟の例をお手本としつつも、市原の地域特性に照らした戦略を立てていかなければなりません。
中途半端では困りますが、予算には限りがあります。
市民の理解と協力を得ながら市原市の魅力をどう表現していくか、これからが勝負です。
この視察は、『南市原のまちづくりに関する調査特別委員会』の企画によるものです。
私は委員ではないのですが、今回は特別に委員外の議員に対しても広く参加が呼びかけられたため、ゲストとして加えさせてもらいました。
十日町市を含む越後妻有(えちごつまり)地域は、冬は2メートルから4メートルもの積雪がある日本有数の豪雪地帯。さらに、平成16年の中越大震災はじめとする幾たびかの災害に見舞われ、気候条件が大変厳しい所です。
その一方では魚沼コシヒカリの産地として知られ、中山間地では至る所に棚田が広がり、日本の原風景ともいえる大変美しい里山を望むことができます。
そんな自然豊かで素朴な越後の地で現在開催されているのが、「大地の芸術祭」という一大人気アートイベント。
日本のみならず世界各国から集まったアーティストたちが、越後妻有地域の魅力をその作品と共に発信しています。
2000年に始まったこのイベントは3年おきに開催され、今回で5回目となりました。
「大地の芸術祭」http://www.echigo-tsumari.jp/
始めた当初は、
「こんなものに税金を使ってなんになる。それより、うちの前の道路でも直してくれ」
などと住民の反発はかなり強かったのですが、回を重ねるごとに、国内外のアーティストや首都圏から来るボランティアの若者などとの交流によって、住民たちの意識もずいぶん変わったのだそうです。
今まで気付かなかった地元の魅力を、逆によそ者である彼らによって教えられたと言います。
以下は、実際見てきた作品のほんの一部です。
メイン会場である美術館、「キナーレ」にある作品。
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↑決して廃棄物ではありません。アートです(^_^;)
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こちらは、JR飯山線の下條駅に建てられた作品。
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これらも印象的でした。廃校を利用した作品の数々。
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これはユニークなパフォーマンスでした。
豪雪地ならでは。除雪車による「ロミオとジュリエット」です。
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全部で360を超すアート作品が、この地域一帯の自然や里山の人々の暮らしに溶け込んで存在していました。
私は現代アートにはかなり疎いのですが、
これらのアート作品によって、この地域の豊かな自然がより際立って美しく感じられたことと、行く先々で応対してくださった地元のお年寄りの笑顔の素晴らしさがとても心に残りました。
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実は市原市でも、来年度の市制50周年にからめた事業として、南市原において同様のアートイベントを計画しています。
今回の視察は、そのためのものでした。
今後は新潟の例をお手本としつつも、市原の地域特性に照らした戦略を立てていかなければなりません。
中途半端では困りますが、予算には限りがあります。
市民の理解と協力を得ながら市原市の魅力をどう表現していくか、これからが勝負です。