月に一度、辰巳台公民館で開かれている、もの忘れのある方の懇談会「覚えてる会」。
当事者のご家族や専門職の方も参加されています。
主宰される安田先生の巧みなお話に場が和んで、参加者の本音がどんどん引き出されます。
この日は、こんな悩み相談がありました。
近ごろ友人の様子が気になる。
約束を忘れたり、自動車はしょっちゅうぶつけて傷だらけ。
物忘れ外来や地域包括支援センターに行くよう勧めたいけれど、なかなか言い出しにくい。
そんなときの対処法は?
まず、地域包括支援センターへの相談は、本人やご家族でなくても大丈夫。
秘密は厳守されますので、安心して相談してみて下さい。
また、高齢者だと慢性疾患等ですでに受診されている方も多いので、
そんな時は、
かかりつけ医からさりげなく認知症検査を勧めてもらうよう頼むという方法も有効だそうです。
市原市には、
地域包括支援センターや地域の福祉団体、民生委員、認知症初期集中支援チームなど、
様々な仕組みがちゃんとあるのですが、どうやってそこに繋ぐかが問題。
特に認知症は「隠したい」「認めたくない」という気持ちが働きますから、なおさら深刻です。
物忘れの症状の軽いうちに福祉や医療と繋がっておくことが、認知症対策のポイントの一つ。
備えとして、まずは自分の住んでいる地域を担当する
地域包括支援センターの場所や連絡先は把握しておきましょう。
安田先生の名言
「妊活ならぬ認活(対認知症準備活動)しよう!」