体罰:
自民・伊吹氏
「全否定して教育なんかはできない」
毎日新聞 2013年02月09日
伊吹文明衆院議長は9日、自民党岐阜県連主催の政治塾で、スポーツ指導や教育現場の体罰に関し
「体罰を全く否定して教育なんかはできない。このごろは少しそんなことをやると、父親、母親が学校に怒鳴り込んでくるというが、父母がどの程度の愛情を子に持っているのか」と述べた。
出席者の質問に答えた。
伊吹氏は「何のために体罰を加えるのかという原点がしっかりしていない。立派な人になってほしいという愛情をもって体罰を加えているのか、判然としない人が多い」と指摘した。
(共同)
◇ ◇ ◇
体罰は明治時代から、この人が生まれる前から、法律で禁止されています。
この人が文部科学大臣だった間も、学校教育法に明記されていました。
もちろん今も。
その「日本の法律を守っていたら教育ができない」と、
日本の衆議院議長であり、元文部科学大臣が明言しているのだから、
この国で体罰がなくなるのは、こうした信念を持った人たちが死に絶えるしかないのでしょうか。
でも、こうした人たちに育てられた人たちは、自分が「愛情をもって体罰で育てられた」ことを、大事に守るしかないのですよね。
だって、体罰を否定したら、自分の親が自分を愛していたことを否定することになると思い込まされているのだから。
どんなに愛情がある親でも、未熟な部分があると、ただそれだけを悲しめればいいだけなのに。
(yo)
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