星になったヒデとジュンくんのこと (その1)
高校相談会で久しぶりに会ったジュンくんは31歳。
ヒデはもうすぐ27歳…。
私の中で、二人の共通点は「3浪してまで高校生を目指した」
つながりです。
そしてもう一つが、「親元を離れての自立」つながりです。
ふつうの高校生になるために、3年という時間を費やし、
がんばり続ける「思い」。
それが、どんなに困難で苦しいものだとしても、
子どもには、その力があります。
そこまでの体験をした子どもは数えるほどしかいませんが、
子どもにはその力があるのは確かです。
問題は、親に、その力があるかどうか、でした。
みんなと一緒に高校生になりたいという思い。
その子どもが持っている力、がんばる力、信じる力、
困難に負けない力、それを発揮する場、
その闘いの場の出場通知を、
親は子どもに委ねることが、なかなかできません。
さて、ヒデに久しぶりの仕事の依頼がありました。
公民館共催事業である【たこの木連続講座】の講師依頼です。
『知的障がいを持つ人の自立生活。~様々なかかわりの中で~』
(全5回)の第1回目の講師としてヒデにきてほしいと(@_@;)
中身は、《普通学級・高校をともに学び自立生活へと至った
知的当事者のこれまで取り組みを振り返り、
自立生活に向けた「ともに学び・育つ」事意味を学ぶ。》
です(-_-;)
中身はどうあれ、一日で20000円の仕事です。
断る手はありません。
ヒデはアパートの更新もあり、いま使っている車も限界なようで、
経済的にピンチなのです。
で、ヒデは、いわゆる日本語は話しません。
さて、どうやって講師を務めるか。
さぁーーー(-。-)y-゜゜゜
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