前回、このタイトルであーちゃんの記事を置きました。
すると、ちゃーんと「つづき」が天から降りてきます(^。^)y-.。o○
原発事故のために、Hkusimaから県外に引っ越したあーちゃん。
ありんこさんのブログには、すてきな「写真」も見れます。
こちらをどうぞ→http://blogs.yahoo.co.jp/arinnko140129/62871997.html
【お手紙が届きました。】
２０１１年６月６日
先月の下旬に末娘の名前で以前通っていた小学校から郵便物が届きました。なんだろう？と封を開いてみてビックリ同じクラスだったみんなからの手紙が綺麗な冊子にまとめてありました。
自分の名前の郵便物だと確認してニッコリ。中をあけて見てなつかしい名前と手紙に書かれているアンパンマンの絵にニッコリ。末娘も嬉しかったに違いありません。
新学期が始まってバタバタと転校してしまって、ゆっくりとみんなとお別れを言う時間もありませんでした。「お別れ」という節目を作らずに来てしまって、末娘の対しても、以前一緒に生活していた友だちに対してもすっきりとしない。後味の悪さがずっと心の片隅に残っていました。
みんなにお手紙かいてもいいのかな？、それとも親が書くのはおかしいかな？ 頭の中でｸﾞﾙｸﾞﾙ思いが巡り今日まで至ってしまっていました。転校してしまってその後どうなったんだろう？とずっと考えていました。何事もなかったかのように学校生活が続いて行くのかな？と少し寂しい気持ちもありました。そんな時に届いた手紙、嬉しさは一入です。
手紙の中には｢あーさんが転校するとは思わなかった。」「あーさんが居なくなって寂しい（つまんない）」などなど。友だちの気持ちがたくさん詰め込まれていました。そして「今度発表会をやるから来てね♪」とありました。
そこで末娘に｢元の小学校で発表会があるから来てって！どうする？」と娘に聞いてみると
｢行くーーー！」と力強い返事がかえって来ました。
そうして末娘の代わりに返事を出しました。しばらくはあの町へは帰れないなと思っていましたがなつかしいクラスの友達に会いに、きちんと節目を作るために里帰りすることにしました。
発表会当日、みんなの発表の時間に間に合わすために早起きしました。末娘が起きれるかどうか心配しましたが張り切って起きてきました。やっぱりみんなに会いたいんだ。末娘の思いの強さを感じました。
発表会は体育館であって、暗幕を張ってある体育館の中は暑苦しくらいです。以前のクラスの発表の前に休憩時間があって、休憩から戻ってくる以前のクラスメイトが末娘を見つけて｢久しぶり！元気だった？」と声をかけてくれました。大喜びで抱きついて行くかと想像していましたが戸惑っている様子の末娘複雑なのは当然だよね。
全体の発表が終わってみんながクラスに戻ったのでクラスを尋ねることにしました。みんなが笑顔で迎えてくれました。遅れて戻ってきた子供たちが廊下に居る私の姿を見つけて｢あーさんは？」という顔をするので教室の中を指さしました。足早に教室に戻ってしばしの再会を喜んで歓声が上がりました。
この日は末娘の他に宮城に避難したT君もみんなに会いに来ていました。みんなの元気そうな顔に会えて嬉しかったです。最後に記念撮影してお別れしました。みんなが「さよなら」じゃなくて「がんばれ～！」とエールで送りだしてくれました。
みんなの中で終始緊張気味の末娘でした。末娘にとって今日はどんな一日だったんだろう？と考えていましたが車に乗って走りだすと一変明るく楽しそうな声で｢おてて、ポーンってした。」｢またね！って」と。写真を撮り終わって最後にみんなと握手したこと、クラスメイトと交わした言葉を教えてくれました。
表情は固かったけどみんなとのことをちゃんと心に刻んで帰ってきたようです。会って｢またね」が言えてよかったね。みんなも元気でいてね。また会おうね。
