車道との境にある擬木に止まっていた。
人や車が通っても気にしないようす。
朽木から剥がれた木くずのような擬態。
自然はびっくりするものを作るものだ。
近くの貯水池に大きくそびえている針葉樹。
秋になると赤褐色に紅葉して、それから少し経つと汚い黒褐色に変色する。
これまで、この樹の名前が判らなかったが落ちていた球果で名前が判明した。
球果で検索したらこの名前が引っかかったきた。
今日は暗い一日でどの写真も鮮明に撮れなかった。
イチモンジカメノコハムシの幼虫は脱皮殻と糞で糞冠というものを作り背に乗せる習性がある。
敵からみを守るカモフラージュなのだろう。
実はさっきまで、この花はフジバカマの園芸種だとばかり思っていた。
が、この幼虫のお陰で間違いに気がついた。
カタチからハバチの仲間の幼虫ではと調べるとズバリ、シモツケマルハバチの幼虫だと判ったのだ。
シモツケマルハバチの幼虫はシモツケの花を食べ、花が無くなると茎を食べると書いてある。
自然観察は、このように芋づる式に解っていくことが楽しみの一つかも知れない。
成虫も見たい方はこちらにhttp://tamagaro.net/n/0021.htm
顔形からハチではなくアブのようだ。
調べて見るとニセクロオビハラブトハナアブのように思う。
シモツケの赤が綺麗だった。
