てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

カラムシの雌花と雄花

2013年09月11日 11時20分15秒 | インポート
   雌花


   雄花



カラムシはアカタテハが葉を巻いて巣を作ったり、フクラスズメの幼虫が見られたり、ラミーカミキリが葉を齧ったりと虫屋にはお馴染みの草だ。
丁度今頃、花が咲いている。

は8月-10月にかけて咲き、葉柄の根もとに小さな花が房状につく。
雄花と雌花があるが雌雄同株で、雌花が株の上のほうにつく。
風によって花粉を運ぶ風媒花で、鮮やかな花びらもなくあまり目立たないが、カラムシが多い地域では花粉症の原因ともなる。








ハイイロチョッキリの卵

2013年09月11日 09時51分20秒 | インポート








トングリが枝に付いた葉っぱごと、たくさん落ちていたので、一つ割って見ることにした。
枝は鋸で切ったように綺麗に切れている。

目印は産卵痕。
柔らかいので爪をたてると簡単に割れる。
カッターナイフがあれば更に簡単だろう。

卵室のようなものがあり半透明の卵が見えた。

親のハイイロチョッキリが、わざわざ切り落とすのはこの卵が孵ってドングリを食べ、大きくなり蛹化する時に土の中にに潜るため。