
この樹は夏には大量の樹液を出す。
というのも代々ボクトウガの幼虫が住み付いているからだ。
ボクトウガの幼虫は、この樹を齧り樹液を出させてハエなどに卵を産ませて、その蛆虫を食べる肉食の蛾だ。
何頭も確認していて、この夏には京大の研究者さんに3頭を送った。
夏の終わり頃になると樹皮の中に潜り蛹になるようだ。
もしかしたら幼虫越冬かも知れない。
そのことを知っているのがアオゲラだ。
しつこく樹皮を突いて中から虫を引っぱり出した。
この虫は色、形、大きさからボクトウガの幼虫に違いない。
ボクトウガの成虫