後援会 100万円借り200万円返済
舛添氏に謎の“倍返し”
都知事候補とカネ
東京都知事選に立候補した舛添要一元厚生労働相の政治団体が、
舛添氏本人から借りた100万円の「返済」として、
舛添氏が貸し付けた金額の倍の200万円を渡した直後に解散していたことが24日、本紙の調べで分かりました。
舛添氏は過払いの100万円を懐に入れたことになります。
直後に解散
舛添氏に過払いをしていた政治団体は、「舛添要一後援会」です。
同後援会の2011年の政治資金収支報告書によると、
100万円の借入金の「借入先」として「舛添要一」の名前が記載されています。
ところが同年6月24日に「借入金の返済」として200万円を舛添氏に支出したことが記載されています。
この“倍返し”から6日後の同月30日に、同後援会は解散しました。
前年(10年)までの収支報告書をみても、舛添氏からの借金残高を示す記載はなく、舛添氏への100万円の過払いは明らかです。
同後援会の収入は、舛添氏が代表の「新党改革比例区第4支部」や,
同氏の資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」からの寄付がほとんどです。
両団体には、
新党改革に支給された政党助成金の一部が還流しており(21日付既報)、
国民の税金が不正に舛添氏のポケットマネーになる構図です。
本紙の取材に舛添氏の事務所は、期限までに回答しませんでした。
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