アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

宝交苺

2009年02月24日 | 誕生果
きょうもまた、雲の多いお天気の東京地方。

夕方、息子が帰ってくるころには、
そこそこの雨が降っていた。

途中まで自転車通学をしている息子は、
自転車を置いて、電車で帰ってきた。

テレビでは、
気象予報士さんが「菜種梅雨」という言葉を口にしている?

菜種梅雨って、菜の花が咲く頃の長雨だったような?
もしかしたら、菜の花も咲き始めていたりして。

たしかに、今年は、早くも梅が散り始めていたり、
桜のつぼみがほころび始めていたりと、
今年の春は、いつもよりも早く来ているのかも。


■2月24日の誕生果

   宝交苺 (ほうこういちご)
     やさしい心

 ・和名 : ホウコウイチゴ
 ・分類 : バラ科、 (オランダ)イチゴ属
 ・原産地 : 日本


宝交苺。
日本の高度成長とともに人々の間に浸透していったイチゴ。

1955年(昭和30年)、兵庫県農業試験場で、
「八雲(やぐも)」と「タホー」を交雑・育成した品種です。

「宝塚」で「交配」されたイチゴということで、
「宝交」と名付けられました。

1960年(昭和35年)に発表されました。

果実は、丸みがかった円すい形。
果肉は、やわらかめ。

作型も柔軟で、病気にも強いため、
1980年代までは、イチゴの主要品種でした。

アメリカからやってきたダナーとともに、
一般庶民の間にイチゴを普及させました。

甘みが少々さみしいダナーに対して、
宝交は甘いので、そのままでもおいしく食べられるため、
人気も高まりました。

しかし、その後、次々と登場した新品種に押されて、
栽培は激減。

それでも、日本のイチゴの一時代を築いたという事実に、
変わりはありません。

宝交苺があったからこそ、
そのままのイチゴが美味しいということを、
人々は知ることができたのですから。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■2月24日の誕生色 : リードグリーン
■2月24日の誕生花 : ツルニチニチソウ、他


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