どちらも「ななくさ」と読みます。
では、「種」と「草」の違いは何でしょう?
きょうは「七草の節句」なので、
七草粥を作るお宅も多いと思います。
この七草粥の風習は、
いつ頃からあるのでしょうか?
春の七草を使って七草粥を作り始めたのは、
鎌倉時代だといわれています。
では、それ以前は、七草粥がなかったのでしょうか?
いえいえ、鎌倉時代以前も「七草粥」は存在していました。
ただし、春の七草ではなく、「七種の穀物」で作ったお粥です。
それが「七種粥(ななくさがゆ」と呼ばれていたようです。
ここでいう七種とは?
米、アワ、キビ、ヒエ、ミノ、ゴマ、アズキだったり、
米、大麦、小麦、アワ、キビ、ダイズ、アズキだったり。
どうやらこの七種粥の風習は、平安時代の初期に、
中国から伝わってきたらしい。
平安時代の初期は、当時の中国である唐の影響を強く受けていたので、
その流れのひとつとして七種粥が入ってきたのでしょう。
農業の面でも、農具は、平安時代まで中心だった「すき」が、
鎌倉時代には「くわ」になりました。
農業の改革に伴い、農民の位置づけにも変化が生じます。
地味ですが、かなり大きな変化だったはずです。
「ななくさ粥」も、七種類の穀物で作る「七種粥」から、
お米に春の七草を加えて作る「七草粥」へと変化しました。
「種」と「草」の違いは、お粥の内容の違いだったのですね。
同時に、「種」と「草」は、それぞれの時代の食生活を
一文字で表すことができる言葉なのかもしれません。
では、「種」と「草」の違いは何でしょう?
きょうは「七草の節句」なので、
七草粥を作るお宅も多いと思います。
この七草粥の風習は、
いつ頃からあるのでしょうか?
春の七草を使って七草粥を作り始めたのは、
鎌倉時代だといわれています。
では、それ以前は、七草粥がなかったのでしょうか?
いえいえ、鎌倉時代以前も「七草粥」は存在していました。
ただし、春の七草ではなく、「七種の穀物」で作ったお粥です。
それが「七種粥(ななくさがゆ」と呼ばれていたようです。
ここでいう七種とは?
米、アワ、キビ、ヒエ、ミノ、ゴマ、アズキだったり、
米、大麦、小麦、アワ、キビ、ダイズ、アズキだったり。
どうやらこの七種粥の風習は、平安時代の初期に、
中国から伝わってきたらしい。
平安時代の初期は、当時の中国である唐の影響を強く受けていたので、
その流れのひとつとして七種粥が入ってきたのでしょう。
農業の面でも、農具は、平安時代まで中心だった「すき」が、
鎌倉時代には「くわ」になりました。
農業の改革に伴い、農民の位置づけにも変化が生じます。
地味ですが、かなり大きな変化だったはずです。
「ななくさ粥」も、七種類の穀物で作る「七種粥」から、
お米に春の七草を加えて作る「七草粥」へと変化しました。
「種」と「草」の違いは、お粥の内容の違いだったのですね。
同時に、「種」と「草」は、それぞれの時代の食生活を
一文字で表すことができる言葉なのかもしれません。
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