艦首切断から 2011-02-15 | 技術系情報 歴史小説というか記録作家である吉村昭氏の短篇に「船首切断」というのがあります。 昭和10年の海軍演習中に40隻余りの艦隊が、岩手県沖にて折からの台風に突入し、半数近い艦艇に何らかの損害を生じたという事件を記録したものです。損害の酷い物は、艦首から艦橋前部に掛けてもぎ取られてしまうという、大損害を生じたそうです。 当時は艦船の組み立て製造における接合方法が鋲接(リベット)から溶接に変わろうとし . . . 本文を読む