沼津の城址というと、明治になり早々に解体されてしまったという沼津城址がまず思い当たるのだが、ほとんどめぼしい遺構はない。しかい、大手町だとか如何にも城下町風な町名は残っている訳だが・・・。
沼津の城として、およそ500年前となる戦国時代にまで遡れば幾つもあったのだろう。その中で、この地を出発点として、韮山から伊豆国一円、箱根を越え相模国一円までを平定した北条早雲が思い浮かぶ。そう、興国寺城址 . . . 本文を読む
今や知らない方が多いと思うが、静岡県内で最も早く施設された鉄道は、沼津港と沼津駅間を結ぶ蛇松線だったということをご存じだろうか。つまり明治22年に突貫工事により東海道本線は開通するが、それに先立つ物資の補給路として作られたのが蛇松線だったそうだ。従って往時は、ここで船に満載された鉄道レールや枕木などを、貨車に積み替えて、東海道本線の沼津駅の東西に供給していたのだろう。
東海道本線開通後も、現 . . . 本文を読む