【書評】 焼かれる前に語れ 2021-05-04 | 論評、書評、映画評など 本書の著者は解剖医だ。人の死は、病院で医師の看護の中で死亡しており病死などの原因が明確になっている場合と、病院外の死因が必ずしも明確でない、いわゆる不審死についてがある。この不審死については、法令では解剖などの検死を行うことになっているのだが、日本の現実はあまりに杜撰な現実であることを警鐘する内容が書き綴られている。 不審死の場合、解剖だとかCTスキャンによる断層撮影を通して、極力明確な死因 . . . 本文を読む