【書評】資本主義の終焉と歴史の危機 水野和夫著 2023-05-10 | 論評、書評、映画評など 【書評】資本主義の終焉と歴史の危機 水野和夫著 現在、私も含め多少なりとも知性を意識する多くの者は、長年の資本主義か共産主義かという人類生き残りの経済論が、一応最適善が自動的に達成される資本主義が肯定されたとはいうものの、富める者と貧しい者の格差が分断を生み、今まで大半の多くが意識していた中流層が欠落した社会としての資本主義の限界を意識しているのだろう。 そんな中、今も政治問題とか社会問題と . . . 本文を読む