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トヨタPDA装備車で速くもリコール

2022-06-04 | コラム
トヨタPDA装備車で速くもリコール
 6/3リコール公示によると、トヨタのノア・ボクシーの新型(ZWR9#系)で、今回知ったのだがPDA(プロアクティブドライビングアシスト)装備車というのがあるそうだが、それについてブレーキ制御が完全に開放されないままになって、いわゆるブレーキ引きずりの状態でブレーキ過熱から最悪車両火災になるというリコールだ。

 対象車両は、新型ノア、ボクシーのR3年12月~R4年5月まで製作の19千台弱で、不具合認知件数(あくまでメーカーが認知した件数)は8件あると云う。

 このPDAだが、衝突被害軽減ブレーキの機能も含んでいるのだが、その機能を拡大したものの様だ。衝突被害軽減ブレーキの場合は、ここままではぶつかると認知すると警告音を発し、速やかにブレーキを踏むなりして減速しない場合、自動でブレーキ制動するものだ。PDAの場合は、その作動範囲を拡大し、もっと以前にこの速度だと危険と判断すると緩やかなブレーキ制動および僅かなステアリング回避も行う機能を持つ、ASV(アドバンスセーフティビークル)の機能を持つものの様だ。

 現在、パーキングブレーキの電動制御だとか、ブレーキバイワイヤーなどの採用車は増えつつあるが、このブレーキの開放が正常になされていないリスクを生み出す可能性は増えていると感じるところだ。

 それと、今回のリコールもECUブログラムの書き換え、つまりソフトのバーションアップで済ませられるそうだが、そもそもこういう新機構は充分な耐久信頼度を見極めてから発売してもらいたいものだと思う。




#トヨタ新ASV機構 #PDAで速くもリコール


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