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大分舞鶴町・国道197号ガードパイプに衝突死亡【この車体損傷で死ぬか!】

2022-05-17 | 事故と事件
大分舞鶴町・国道197号ガードパイプに衝突死亡【この車体損傷で死ぬか!】
 事故のニュースが続く訳だが、職業柄もり、この事故はどういった事故だったのかと云う点に何時も感心は向く。つまり、これは事故状況の再現というもので、このことは交通事故を捜査する警察官や保険会社の調査員には強く求められる能力だが、残念ながら必ずしもそういう視点で眺められる者が比較的少ないことを嘆くところだ。

 さて、そういう視点からすると、報じられた当該事故車の写真(添付1)を一見して、この比較的小さな車体損傷でドライバーが死んだと云うことを奇異に感じた。


 車体の変形は前部だが、どちらかと云えば中央部より左寄りにポール状物と衝突し、車体の下面側まで深く押し込んでいるので、被衝突物は標識柱とか立木でも比較的細く衝突で折れ曲がっているだろうことは予測ができた。

 報道の動画から切り出した現場写真が添付2と3だ。今や、GoogleMAPで事故現場を発見するのは容易い、報道写真と合わせ見ていくと事故現場を特定できた。それが添付4と5であるが、添付5を見れば、この事故の死亡した状況が直ちに想像できた。





 ガードパープの上側のパイプが、正に事故車のフロントウインドシールドの運転席側下部のおそらく運転車の首の辺りを突き刺さったことが理解できる。


 そういう状況が理解できると、おそらくレスキュー隊が行ったと思えるが何故フロントガラスを淵に沿って切り取った跡が判るがその理由も判ろうというものだ。ガードパイプが首を貫いているものだから、ドアから外に出しようもなく、フロントガラスをを切り取る処置をしたのだろう。しかし、運転車には酷なことだが、既に状況を一見して死亡しているのは明らかな凄惨な状態だったと想像できる。

 しかし、現場のガードパイプの設置は、あまりに危険な処置であったと思える。これでは、自転車とか二輪車でも、衝突すれば串刺しになるのが当たり前の構造だからだ。

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大分市で軽乗用車がガードパイプに衝突 車運転の28歳男性死亡
大分放送 2022/5/15 12:38 (JST)5/15 16:53 (JST)updated
 15日未明、大分市の国道で、軽乗用車が道路脇のガードパイプに衝突し、車を運転していた男性が死亡しました。
 15日午前2時すぎ、大分市舞鶴町の国道197号で、軽乗用車が道路脇のガードパイプに衝突しました。
 この事故で、軽乗用車を運転していた市内東原の会社員・小西翔太さん(28)が腰などを強く打ち、病院に運ばれましたが、約5時間後に死亡しました。
 現場は見通しの良い片側3車線の直線道路です。
 警察は小西さんが前方をよく見ていなかったとみて、事故の原因を調べています。
 これを受け、大分中央警察署は15日から5日間、「交通非常事態宣言」を発令し、取り締まりを強化します。


#大分ガードパイプに衝突する事故 #この車体損傷で何故死亡?


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