私の思いと技術的覚え書き

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レクサスの大失敗

2015-09-18 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 レクサス店が北米で展開されだしたのが90年頃の初代セルシオ(UCF11型)の頃でしょう。その後、その北米での成功を、国内で、欧州でと展開しはじめて既に10年を経過するが、正直成功したとはとても言い難い状況でしょう。

 トヨタ本体の投資額も凄い額となるでしょうが、乗り出した既存販売店の店舗や設備の投資額も相当な額に上がるでしょう。とても償却なんかできてはいないでしょうし、大きな負担となっていることでしょう。

 これでは、レクサス専用のLSとかRXなんて名称を止め、従来同様のペットネームを付け、従来の販売店で売っていた方が売れたのではないかと想像してしまいます。

 これは前にも記したことですが、プラットフォームも共通のクルマを、若干装備を向上させ、雰囲気だけさも高級そうにして、プライスタグだけを100万円も高くして、売れる訳がありません。あまりにも消費者をなめているとしか思えない政策です。

 おまけに高級感を訴求しよとするあまり、過剰で近寄りがたい店舗設計を行い、近寄りがたい店舗運営を行うという思想がまるで理解できません。だいたい何処のレクサス店の前を通り過ぎても、ショールーム内にお客の姿を見たことはありません。端的に云えば、ディーラーにフレンドリーさがまるでないのです。

 このレクサスの失敗を見て、インフィニティとかアキュラは、国内導入を中止した訳ですが、正しい請託であったのでしょう。

 何れにせよ、国内および欧州でのレクサスは、このままではいかな大トヨタといえ、行き詰まることは明白でしょう。大幅な販売政策の変更を行わない限り、限界は見えています。

追記
 大体、レクサス=高級と意識が私にはまるでありません。単にTマークのバッジがLマークのバッジになっただけのクルマじゃないかというものです。


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