私の思いと技術的覚え書き

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アーサータシク氏の最新ボデー構造車修理

2022-08-31 | 車両修理関連
アーサータシク氏の最新ボデー構造車修理
 Youtubeはさまざまな自動車首里技術者の妙技が知れることもあるが、例えばセンターボデー(キャビン)の鋼板構造と、フロント骨格のアルミ材との接合など,ハイブリッド構造を用いた最新のボデー構造の修理技術を知る上でも興味深く眺めることが多い。

 そこにいくと、日本の元来の整備屋が板金屋の真似事みたいなヘタクソかつ手際の悪い修理手法を、言葉だけはさも自慢げに紹介している動画など、こんなメタクソな修理を見る価値はないとバカにしているところだ。

 そんな中、当ブログでも何度か紹介しているアルメニア人の「アーサータシク」氏の動画は、感心深くなながめるのだ。以下のポルシェケイマン(911とフロント骨格を共有したMRスポーツカー)のフロント骨格全取り替えなど、鋼板とアルミ材の接合構造は感心を持つ。主な注目点は以下の様な次項だろう。

・SPR(セルフピアッシングリベット)接合の切り離し。
・構造用接着材(エポキシ)の切り離しで、ガスバーナーで加温してやること。
・新たなリベットは引き抜きリベットを利用している。
・大幅なボデー骨格の左右高さなどの確認に,レーザー光線水準器を巧く利用していること。

 この約13分の動画から得られる知的知識は計り知れないと感じる。

Porsche Cayman Part 1. The front end restore. Ремонт переда.
2022/05/16
https://www.youtube.com/watch?v=eam6anxq4yA
※動画アップロード者兼作業者

Arthur tussik(アーサー・タシク・アルメニア人)



#ポルシェケイマン #フロント大破修理



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