技能五輪の見学記

技能五輪の見学記
　 本日から日曜日までの４日間、静岡県沼津市にてユニバーサル技能五輪国際大会が開催されています。仕事のやり繰りを付けて、早速見学して来ましたので、その一部のことを紹介してみます。
　開催日でありますが木曜日というウィークデーにも関わらず、結構な人出に驚きました。これでは、土・日の週末には、大層な大賑わいになることと想像されます。
　私の目指したのは、１号館です。ここは、自動車鈑金、車体塗装、自動車工の３種目が行われる会場です。
　まずは、自動車鈑金ですが、種々の損傷を生じさせたレクサスＩＳのホワイトボデーを使用して以下の様な作業での競技が行われていました。ＩＳのホワイトボデーが１７台並び壮観なものです。

　セレットベンチを使用したフロント骨格修正および片側のフェンダーエプロンおよびＦｒサイドメンバーのカット交換の作業。
・フードの鈑金作業。
・センターピラーアウターおよびインナーリインホースメントの交換作業。
・片側クォータパネルの交換作業。
・片側クォータパネルの鈑金作業。

　次に、自動車塗装ですが、マツダアクセラのＦｒバンパー、フード、左右Ｆｒフェンダーが用意され、これを塗装仕上げして行くという競技です。使用塗料はスタンドックスの水性塗料で、フードの軽度な凹損修正もあったり、ボカシ作業やデコレーション塗装での競技も行われる様です。用意された原色セットはミキシングマシーン３セット、塗装ブースは乾燥ブースを挟んで２室が、２連で用意されていました。

　最後に、自動車工の競技ですが、用意されている実車は、フェアレディＺ、エクストレル、フィット、ルノー、ヒュンダイの５車種、各４台がありました。これらクルマおよび単体のエンジンおよびトランスアクスル（ＭＴ）を使用して、各種競技が行われていました。

※添付写真は、自動車鈑金で唯一の女性選手（カナダ）です。サイドメンバーの振れを引きながら、勇ましく空打ちをしているところです。