今年の東京モーターショーは訪問した訳ではないですが、各カー雑誌を見る限り、ニッサンGT-Rのためのショーであったと感じられます。
そんな中ですが、ポルシェ社は、ニューモデルとして、新型911・GT2を発表しました。ポルシェ伝統の水平対向6気筒、3.6リッターターボが生み出す出力は530ps、車重1,440kgですから、パワーウェイトレシオは2.7kg/ps、最高速度329km/hというとんでもない性能のクルマです。当然ニュルでのラップライムも新型GT-Rを上回るものでしょう。しかし、このクルマは4WDではなくRRのままですし、トランスミッションも通常の6MTです。それなりのウデを持ったドライバーならともかく、このパワーを引き出しすのは通常のアマチュアドライバーには、まず不可能と考えた方がいいと思われます。おまけに価格は2,600万円もしますが、ポルシェというブランドが世界のクルマ好きを強烈に引きつけることと思います。
しかし、クルマ好きとして思うことは、エンジン馬力は300ps程度で良いから、車重1.000kg程度のスポーツカーが登場しないのかということです。これでもパワーウェイトレシオは3.3kg/psとなり、強烈な加速と省燃費を両立出来ます。そして、サスペンションの設計次第ですが、よりナローなタイヤで強烈な旋回Gを生みだします。さらに、よりブレーキ熱容量の少ないブレーキでも、強力かつ安定した制動性能を発揮出来るはずです。なお、当然安全性能をスポイルすることは出来ません。衝突安全性能やエアバック等のパッシブセーフティ機能を装備したものである必要があります。現在の最先端素材技術を駆使すれば可能な様にも想像されますし、現にフェラーリ社では、その様な構想を持っている様です。なお、付け足しますが、CFRP等の最先端素材を使用するのは、現時点でそのリサイクル技術が確立されていないこともあり闇雲に使用する訳にはいきません。
追記
私の思いですが、ポルシェ911(それ以外に興味なし)は一度は所有してみたいクルマです。ターボモデルではなく、NAエンジンの出来ればカレラモデルを所持してみたいというのが夢でもあります。しかし、1千万オーバーですから、とても手が出せませんがクルマ好きの夢です。