私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

飛行機雲

2018-07-03 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 飛行機雲とはジェットエンジンの排気墳流に含まれる水分が雲を生み出すということだ。英語ではcontrail(コントレイル)と呼ぶらしい。湿度が高い時期に多く見られると感じる。我が街、沼津から伊豆半島中頃までの空域となる上空1万メートルは、羽田および成田を飛び立ち、西へ向かう空路となっているから、数多くのジェット機が通り過ぎるのを見ることになる。ちなみに、西から東へ行く航路は、もう少し南の空域となり下田沖から大島上空を飛んでいる様だ。

 この空域、知るだけでも過去に幾つかの大事故が生じている。1つは、1966年に生じたBOAC(英国航空)の富士山2合目付近への墜落事故だ。明確な原因は知らないが、富士山を良く見せようとサービス飛行をしたところ、乱気流(タービュランス)に巻き込まれ空中分解したのだと伝えられている。

 そして、もう一つが1987年に生じた単独機としての死者として世界ランキング1位を保持している日航123便の事故である。どうやら、羽田を飛び立った123便(B747SR)は、相模湾上空で何らかの異常を生じ、全可動翌の動作が不能となり、東伊豆付近の上空を通過し、藤枝辺りで大きく右旋回しながら山梨県上空を飛び群馬県御巣鷹山へ墜落した大惨事だ。公式には後部圧力隔壁の修理ミスにより破壊し事故に至ったとされているが、様々な謎が表出する日本の黒い霧の一つたる事故だ。謎の2つばかりを記しておくが、相模湾上空から自衛隊機2機(F4)が追尾飛行していたという目撃談がること。墜落時刻は20:00頃だが、その後30分もしないうちに近くを飛行中の米軍機が救難信号を傍受し、墜落場所を発見しているにも関わらず、奇跡的に生存者が救助されたのは明日昼過ぎと考えられない遅延を生じていることだ。これら、謎については、何ら合理的な解明はなされぬまま、事故の調査は打ち切られ、一方的な調査報告書が作成されたままだ。


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