私の思いと技術的覚え書き

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BMWミニ R50 イグニッション キー シリンダ脱着法

2015-09-05 | BMWミニ
 他の整備の必要上、イグニッションキーシリンダーを抜き取る必用が生じたのですが、ネット上で明確に説明されたページが得られませんでしたので、覚えとして書き残します。

 イグニッション キー シリンダーは国産(トヨタ)であれば、キーを差し込み、キーシリンダー外周上部(キー側)のコラムベースにある穴からロックピンを突いてやればシリンダーは抜き取れます。本件車も同様のロックピンがコラムベース側にないか点検しましたがありません。唯一、キーの差し込み口の長辺側1方に半径1.5mm程の穴が空いており、ここからある程度の太さのワイヤーなどを挿入して、シリンダーロックを外すのだろうと想像し、ある程度やってみましたが上手く行きません。

 ネット上の情報はなしと記しましたが、そういえばロシア語サイトだがBMW TIS(テクニカル・インフォメーション・システム)を見られるサイトがあったと思い出しました。以下のサイトよりR50を選択し、ステアリング関係を見ます。原文ロシア語ですが、自動邦訳で日本語にしていますが、正しく翻訳されない場合があります。ステアリング関係も、表題は未翻訳で原文が掲載されていたのですが、先項目のフロントアクスと後項目のリヤアクスルに挟まれていますから、これがステアリングだろうと予想し開いて下層の項目に行くと、やはりステアリング関係で正しかったです。

BMW TIS(ロシア後)について[E系、R56系までいずれもF系未掲載]
http://tis.bmwcats.com/document/repair/

TISについて
 いわゆる整備マニュアルです。今回は、ロシア語のサイトでしたが、知る人は知る英語版もしくは日本語版のサイトもあるのかもしれません。内容は90%低度は、大したものではないと感じますが、そのメーカー特有の構造だとか、規定トルク値(塑性域締め付けの回転角含む)やアラメント値を知る場合は、重要と思えます。

今回のキー(BMW一般に共通と思えます)について
 TISを見た結果、予想どおりキー根元の穴に針金(正規は先が針金のSST)を刺して行いますが、キーの位置はラジオ、ワイパー位置(要はACC位置)で行うとあります。手近にあった針金(1.1mm径)で行いましたが、約3cmほど挿入するとロックレバーが閉じ、シリンダーは抜けました。針金の径としてはもう少し細い0.8ー0.9mm)がちょうど良い様に思われます。細過ぎると、押し込む長さが3cmと長く、剛性が足りず押し込めなくなり易いと思えます。



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