クルマの世界でも過去のクルマはクロームメッキ等のいわゆる光モノの多いデザインが多かったものです。この傾向は、全盛時代のアメ車に顕著で、バンパーやグリル、ランプ廻りのガーニッシュやモールディング等、メッキパーツのオンパレードみたいなクルマが多くありました。
しかし、時代は変わりメッキパーツの使用量は少なくなりましたが、ポイントとしての適度なメッキパーツの使用は、悪いものではないと感じます。そんな現代にあっても、光モノの好きな人達は居るものです。その代表格がトラックやダンプカーのオーナー達です。彼らは、メッキパーツやステンレス(表面仕上げ800番と云われる鏡状のもの)を好み、キャブ(運転台)やサイドやリヤバンパー類を飾り立てるのが好きな人々が多くいます。
ほとんどキャブ全体がメッキパーツみたいなダンプカーを見ることもありますし、中には総額で100万円を超える費用を要してフロントバンパーをカスタム化している様な場合もあります。保険アジャスターとしてこれらのクルマの損害額絡みで、揉めたりする場合もありますが、価値観とは人それぞれだなあと思わずにはいられません。
追記
最近発表されたニューオデッセイですが、フロントバンパー中央の太いメッキデザインですが、どうも下品に感じてしまいます。
ところで、欧州車の悩みの一つにメッキパーツのシミ状の腐蝕があります。専用の磨き剤が結構な価格で販売されており、数種類試して見たことがありますが、その価格の割に除去に労力が掛かり過ぎるものと思っています。私の過去の記事で紹介していますので参考になれば幸いです。