エアバッグ問題でサプライヤーたるタカタの末路が見えてきたと感じる。総対象数が驚くべきことに1億個だというのだ。平均単価(原価)が1万円としても総額1兆円ともなる。この費用について、装着メーカーとの分担は、今後煮詰められることになろうが、半額としても5千億円と巨額なものとなる。
また、対策品の製造についても、窒素ガス発生剤を、起因となったとされる「硝酸アンモニウム」から「硝酸グアニジン」などへの変換が必要になると想像され、その展開特性の再検証など、開発費もそれなりに要することであろう。
望みは、対象メーカーがタカタ救済のため、リコール費用の引き当て延長を行うかどうかであるが、何れにしてもタカタ単独での再建は困難となると想像する。タカタの倒産整理に至るかどうかは不明であるが、各カーメーカーでは今後のエアバック供給から、資本注入した上で別法人として、生産設備や人員を引き継ぐ可能性が高いものと想像するのである。
また、対策品の製造についても、窒素ガス発生剤を、起因となったとされる「硝酸アンモニウム」から「硝酸グアニジン」などへの変換が必要になると想像され、その展開特性の再検証など、開発費もそれなりに要することであろう。
望みは、対象メーカーがタカタ救済のため、リコール費用の引き当て延長を行うかどうかであるが、何れにしてもタカタ単独での再建は困難となると想像する。タカタの倒産整理に至るかどうかは不明であるが、各カーメーカーでは今後のエアバック供給から、資本注入した上で別法人として、生産設備や人員を引き継ぐ可能性が高いものと想像するのである。