ビッグモーター保険金水増し問題から監督官庁に意見する

ビッグモーター保険金水増し問題から監督官庁に意見する
　ビックモーター修理費水増し問題について記すのは３回目となるが、今回は当件について、監督する立場となる金融庁および損保協会にそのそれぞれについて、本日電話を入れた。それは、今回の有力収入保険料を上げる特定企業に対する水増し修理費としての保険金支払は、損害保険が前提とする善良な契約者に対する対する裏切り行為として許されることであってはならず、厳正に調査対応して欲しい旨で申し入れしたところだ。

　なお、損保協会については、保険金支払はあくまで各社マターである。しかし、そもそもアジャスター資格を管理し、その資格試験の実施運営をしているのは損保協会であって、今回事態が関わる損保のアジャスターからの意見により発覚したのならともかく、報道によれば（ビッグモーター側の）内部通報で発覚したとあり、掛かる損保アジャスターはことの問題を適正に査定できていなかったとも受け取れる。もしくは、不当な請求だと認識したアジャスターが存したが、それを保険会社上層部もしくは営業に通せなかったと云う組織としての欠陥があった可能性もあり得る。と云うことを説明の上、現行のアジャスター制度の厳正運用を改めて各損保に対し、もしくはアジャスターに対しても公平厳正な査定を行う様求めなければならないだろうと述べた次第だ。

＃有力代理店に対する利益供与は不公平　＃損保は善良な契約者に対し公平性を尽くさねばならない