私の思いと技術的覚え書き

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最近のエンジンルーム考

2012-05-20 | 技術系情報
 最近のエンジンルームを眺める機会があった。ハイエース(200系)で 2KD-FTV というエンジン型式ものもである。同エンジンはディーゼルだが、DOHC・4バルブヘッド、コモンレール式電子制御超高圧直接噴射と、最新のディーゼルのトレンドを踏まえたもので、走ってそのドバイバビリティを確かめた訳ではないが、走行性能もそれなりの進歩をしているものと思う。

 今回、あくまで独断として感たことだが、エンジン本体もそうだがエンジンルーム総体として、そのパイピングがワイヤリングハーネスの引き回しなどにが雑然とし、まったく機能美というものを感じないことなのである、私見だが、工業製品は機能を追求したとき、そこには必然としての機能美が醸し出されるものと信じているが、このエンジンには性能はともかく、機能美というものを感じさせないのである。

 また、同エンジンは、信頼来耐久性で難があり近年その利用が減少したタイミングベルトを一部の駆動に使用されていることも解せないところである。同エンジンでは。燃料ポンプとカムの間だけに限定されているというものの、ベルト判断によるエンジンの破損が、ガソリン以上に厳しいディーゼルに未だ使用する理由は、幾らコスト的などの制約があったにせよ理解に苦しむものである。

 ところで本題のエンジン本体およびエンジンルーム総体としての、雑然製のことであるが、近年、CADとかCAEとかか呼ばれるコンピューター画面内での部品配置シミュレーションでほとんどの設計が終えると聞きます。現実のエンジンや補記類、そしてパイピングやハーネスを含めての試行錯誤という作業がなくなってしまったとことに、この様にな複雑怪奇で整備性も決して優れていると云えないエンジンが生まれる素地がある様に思えます。



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