最近のファミリカーで案外小さいくせに3列シートで7名も乗れる様なクルマが増えました。また、1000から1300ccで、5名乗りの小型車も多くあります。
滅多にありませんが、この様な小型車の後席に希にの乗車する機会がありますが、メーカーは本気で乗車を前提とした設計を行っていないことが良く判ります。
大体、こういう小型車の後席に大人2名が乗りますと、スペース的には十分な広さを持ちますが、サスペンションストロークが圧縮されて縮み、満足な有効ストロークが保持されていないのが露呈します。ちょっとした突起を乗り越すと、バンプラバーにサスペンションが底付きし、大きなショックで不快な思いを持ちます。
大体、こういうクルマはFFで後輪にトーションビーム式等のコスト重視(つまり安い)のサスペンションを使用したクルマに多いと感じられます。FR車等は、前輪よりどちらかと云うと後輪サスペンションに、マルチリンクやダブルウィッシュボーン式等の、コストを要するサスペンションが使われたものが多いのです。しかし、特にコスト重視の安めのFF車(中には高級ワンボックスもあり)は、後輪サスペンションが貧弱過ぎだと感じられます。