今年も、俳優の緒形拳さんや筑紫哲也さん等の有名が亡くなりあした。何れも味わいのある、もしくは理知的なタレントだった方と思いますが、早すぎる死であると惜しまれます。
この様な報に接し、私の人生で過去に触れ合って来た先輩達の、死の際にことを思い出しつつ記してみます。
まず、私に知るある会社の、先輩でも会った関西地方のある方ですが、本人が50代後半の頃だったと思います。癌で入退院を繰り返しており、丁度退院して自宅におられる時の電話での彼の言葉「◎◎(私の名)ちゃん。苦しいんや」という彼の言葉が、今でも私の頭から離れることはありません。
このある会社ですが、関西地区というのは、管理者に恵まれず、その理由は色々あったのだと思いますが、端的に云えば組織がただ形だけを作ろうとしたことにあったと思っています。そんな中にあって、先の彼は、単に管理者としてではなく良き先輩として活躍いて来られた方だと感じています。そんな彼も、種々の要因もあったのだと思いますが、管理職を自ら辞した後の出来事だったのです。
ついでに置きますが、それ以降の関西地方の管理職のレベルの低さは酷いものと思っています。何名か居ますが。すべて組合役員の出身者ですが、このことは何度も記しております通り推して知るべしでしょう。
もう、一人これは5年程前に私が愛知県に単身赴任した際に知り合った代理店修理工場の社長さんの死について記して見ます。この方の工場は、愛知県でも尾張とう地にあるのですが、正直云って尾張地区と云うのは、今でもあまり好きな地域ではありません。大体これは独断ですが、尾張人にロクな奴は居ないと今でも思っております。(例外もあります。)
そんな尾張人の修理工場の社長さんでしたが、最初は本当にきついことを云う方だと感じていたものでした。しかし、何度か触れ合う内に、案外思いやりのある正確だなあと思いかけていたのも束の間、その方が入院され、急速に悪化したのでした。見舞いに訪れた私に、すっかり弱気の風で「家を頼むわ」と聞いた時には、涙を堪えるのに必死だった思い出があるのです。
最後に、これは何度か記した「彼に捧げるレクイエム」ですが、この掲載を辞めろだとか色々とクレームを受けましたが、その理由の何れのも私の信念を変える根拠のないもです。この事件については、このある会社の直属の上司やその上の部長職(所長職)は大きな責任を感じる必要があるでしょうし、会社は二度とこの様な問題が生じない様に是正する責任があるでしょう。