私の思いと技術的覚え書き

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08/03 工場見学のご報告

2018-08-06 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 8月3日に、Fasebooの整備士のグループで何時も大型車の大ダメージ事故損傷車のことなどを主に提供して戴き、驚愕の念を思いつつ見て来た方勤務の工場を5名で見学して参りました。このことについては、話を通して戴くという面で、その方にも色々と負担を掛けたと思います。ここで改めてお礼を申し上げます。

 さて、事前に工場見学と共に、是非とも社長さんとも若干の話をさせて欲しいと無理なお願いをしていたのです。それは、相当な大規模修理工場であり、見学もさることながら経営者の方の思いというものに関心を寄せていたからこそなのです。訪問数日前の中山さんからの連絡で、社長さんは「俺は話さん!」と云っておられるとのことでしたが、訪問早々に名刺交換と共に、あれやこれやと1時間近くも懇談することになったのでした。

 社長様より、写真撮影の許可も戴き、何も隠すところはないとのスタンスを伺い、多分大型車中心のボデーリペア工場としては日本でトップクラスの規模とも思われますので、同工場のHPを下記に紹介してしまいます。

中村ボデー HP
https://nakamura-body.co.jp/

 見学の方ですが、現行工場は数年前から運用開始(その投資額30億?とも聞く)とのことで、予想通りの広大なフロアで1Fが大中型用、2Fが小型トラック、マイクロバス、乗用車のフロアとなっていました。3Fが屋上(といっても高さは一般ビルの5~6階の高さ)で、その2/3ぐらいが駐車用で残りの1/3が再利用可能な中古部品の置場や、提携している部品商の部品倉庫と各種看板用のカッティングシートの制作工房となっており一部始終を見せて戴きました。あと、完成検査ライン(指定認可は取っていないが取得できる設備レベル)がありの、別棟ですが、塗装ブースが4連ありました。なお、車検などメカニカル整備専門の工場が近隣に別途あるとのことでした。

 今回見学では大型車のフレーム修正を行っている様子は残念ながら見れませんでしたが、丸裸のシャシへの組み付けとか巨大な小松の20トンフォークなどが入庫してました。なお、メーカーは不詳としますが、マイクロバスの後面にリフトゲートを装備する新車架装が数台並行的に作業が進められている様子を見ました。これなどは、納入前の新車を大幅に手を加え、内装床板や客席配置まで変更するという大がかりのもので、同社が如何に持てるノウハウと信頼の実績を持つものだと伺われるものです。なお、大幅な構造変更などを伴う新規検査においては、例えば強度計算なり設計仕様書などの資料作りが必要になって来るのでしょうが、専門担当者が数名いらっしゃるとお聞きしました。

 最後に、同社の社長さんの印象などを記したいと思います。正直言ってというか、事前に中山さんとのやりとりからも伺えていたことですが想像通りの方でした。かなり積極的な方ですし、失礼ながらある意味ワンマンタイプだろうと思います。でも、中山さんの言葉とかにも表れる「オヤジ」という云う雰囲気がピッタリの方ではないかと思います。この「オヤジ」は、本田技研の創業者たる宗一郎氏が、何時も「あのオヤジが・・・」と良くも悪くも慕われたのと同じなのだろうと思えます。多分、社員には相当な要求をぶつけてくると思います。しかし、陰でずっとフォローし、見返りを忘れはしない方だろうと想像します。





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