私の思いと技術的覚え書き

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BMWミニのロワアーム取替に手こずる

2014-12-06 | BMWミニ
 BMWミニのフロント・ロワアーム脱着もしくは取替をやった方なら経験済でしょうが、以外とやっかいな作業になります。今回、同作業を手掛けたのは2代目のR56型ですが、実はR50型でも経験しており、この辺りの構造は新旧でまったく変わっていません。何処がやっかいかと云えば、L型ロワアームの後ろ側の大容量ブッシュ(NVHの内のHに肝になる部分)の取付ボルトが下向きに締め付けられているのですが、現車状態ではフロアパネルとの隙間が少な過ぎ、工具が入るスペースがないのです。ですから。ロワーアームが取り付くサブフレームを半降ろしで何とか工具が入るスペースを作り出す必用があるからなのです。それでも、インパクトレンチなどのエアツールが使用できるほどのスペースは出し切れず、ほとんど手作業ハンドツール作業ですから手間を食います。まあ、リフト作業でサブフレームを完全に降ろしてしまえば、たわいもない作業なんだろうと思います。しかし、それにはエンジン浮かしやエキパイ、ステアリングジョイント、反対側ロアアームなどの縁切り作業といった付随作業が必用になって来ますから、リフトもない青空作業では止むないとろころです。そんなこんなで、寒空の中で力仕事に数時間を苦闘し、ロワアーム取替作業が完了したのでした。
 しかし、どうして輸入車って(たぶんボルト径は国産と同様のミリ規格なんでしょうが)、ボルト頭平面幅が13、15、16、18mmなどを使用してるんでしょうか。国産だと、12、14、17、19mm辺りの標準工具でだいたいがマッチするのですが、輸入車をいじくる内に自然とこの様なサイズのボックスソケットが揃いました。

※写真はサブフレーム固定ボルト8本を外し半降ろしした状態です。それでも、このスタビライザーブッシュクランプと共締めの平面幅18mmボルト(特に後ろ側)がスペースなく廻し難く、しかも大トルクで締まっており長いパイプでエクステンションしてやっと緩むという代物です。



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