私の思いと技術的覚え書き

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勇気を思う

2019-04-25 | コラム
 先日記した昔のテレビドラマ「男たちの旅路(主演:鶴田浩二)」のことですが、最終回「スペシャル・戦場は遙かになりて」のDVDをやっとツタヤレンタルで見つけ出し視聴したところです。前にも記していますが、昨今個人的には見ること絶えて久しいテレビドラマですが、山田太一脚本のこのおよそ40年前の作品ですが、各編共に、現在見ても、何ら色褪せることなく感じるのは優れた普遍的テーマ性を内在しているからと感じます。今回の最終回でのテーマは「勇気」ということと私は受け取りました。

 勇気なんて言葉は誰でも判るしことですが、ちなみにwikiで引いて見ると、

「勇気(ゆうき)とは、普通の人が、恐怖、不安、躊躇、あるいは恥ずかしいなどと感じる事を恐れずに(自分の信念を貫き)向かっていく積極的で強い心意気のこと。勇ましい強い心をいう。語義解によれば、いさむ(強)にはつよい、悪い、乱暴の意を含む。」

と記されています。」

 つまりは、勇気により何らかの行動を生み出し外に向けて立ち向かって行くこととなるのでしょう。自死などの内に向く行動は、それなりに気力は必要になるのでしょうがあまり勇気とは呼ばれないでしょう。

 しかし、時は移りゆけども、怯え、へつらい、媚びる、小狡い、欺瞞、自己保身、等など勇気とは真反対の方を垣間見る機会を見ることは変わりません。というより、昨今の組織や大企業の不正などの報じるところからは増えているのかもと思います。それら不正を行って来た中にはも含まれるのかもしれませんが、その一つの例として「いじめもしくはパワハラ」のことが頭をよぎります。それは、約40年近くの勤め人時代に経験した中で、正にその現場を見ながら、何ら私は立ち入ることをしようとしなかった、つまり躊躇してきたのです。それは、ゆうなれば自己保身に他ならないことであったのでしょう。

 しかし、なんでもかんでも勇気を持って戦えば良いというものでもないでしょう。あえて、そうしたい思いを自らの利益でなく公益のためを想定して自制するのも、それを意識して行うからには勇気と同質なものなのだろうと思います。

40年前のテレビドラマから思う

https://www.facebook.com/wiseman410/posts/2204439792971887

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