私の思いと技術的覚え書き

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組織の中の正義とはなんぞや 2

2019-04-26 | コラム
 いわゆる組織体にあっては、組織の秩序維持による延命という問題が第1義的には生じてくるのですが・・・

 組織には、それぞれ与えられた使命があり、日本国最大の組織の統括部門たる日本政府には、日本国を維持すること、すなわち国民の安寧を図り、安全、安心、を第1義とすることは当然でしょう。

 しかしながら、北朝鮮拉致の問題も、かなり以前から判っちゃいたが積極的関与をせず経緯した。(金をチラつかせたやっと)北朝鮮が認め、何人かの拉致被害者が帰って来た。それが総てでないことは明かでないにも関わらず、あえて積極的な動きをしないまま、爾来経緯して来たと見えます。良く聞かれることですが、これが米国が日本の立場になったら、強烈な軍事的圧力を連続的与え続け、散々に北に恫喝宣言をした上で、拉致被害者奪還作戦を決行するかもしれまん。すると、日本は交戦権を持たない憲法があるからとかいう意見になるのですが、そんなの詭弁であって逃げの言葉としか聞こえません。法律は守らねばならんのですが、かつて赤軍派のハイジャック事件で、投獄された囚人を「人命は法律に勝る」と迷言を残し釈放したボンクラ首相がいました・・・。

 昨今の報道を騒がせているカルロス・ゴーンですが、正規の年収だけでもビックリなのに、さらに何十億単位で裏金せしめて、なんちゅうモラルのない人物なのだと呆れ代える他ありません。あれはアングロサクソンだから、日本人じゃないからという意見もあるのですが、日本人でもそれ以上の悪い人物は一杯いるようです。このところ聞かれる「今だけ、金だけ、自分だけ」という3だけの諸行です。南部靖之(学会員だそう)とか竹中平蔵などは、代表格と思えます。

 民主主義国家ではだいたい三権分立という仕組みを持ってています。立法、行政、司法ですね。このどれもが、腐食著しいのですが、司法の腐食ぶりも凄いものがあると感じます。いわゆる僻地にある原子力発電所(このこと自体が危険性を認識し設置していることを図らずも示す)は、各地で差し止め訴訟が行われて来たのですが、ほとんどが原告(住民側)の敗訴なのです。しかし、東北震災+東電福島壊滅の5年前、金沢地裁における高浜原発差し止め訴訟において、「人命と電気代を天秤にかけることなどできない」などと判決文に書き差し止めを認めた判事がいたが、地方の家裁へ転勤命令が下ってしまうのだった。

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