私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

ブレーキ整備のこと

2008-07-12 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 本日は、梅雨開けしたのかと思う程良い天気ですが、気温もうなぎ登りで各地で軽く30°Cを超える暑い夏日となりました。

 さて、欧州車に乗った方なら判ることですが、各輪のホイールの汚れには悩まされるものです。洗車時等にホイールを綺麗に洗っても、ものの数百キロも走れば、ホイールはパット粉で黒く汚れてきます。そして、一ヶ月程度も乗り続ければ、その間には何度か雨も降るでしょうからホイールは真っ黒になります。洗えば一応は綺麗になりますが、アルミホイール表面のクリア塗装表面にはパット粉もしくはディスクプレートの削れた鉄粉が突き刺さり、このザラザラはトラップ粘土で擦らないと取れはしません。

 それと、欧州車(昨今は国産車でもありますが)では、ディスクパットの摩耗だけでなく、ディスクプレート自体の摩耗が結構に進行します。大体において、ディスクパットの2回目の交換の際は、ディスクプレートの交換が必要となる位の摩耗の仕方をする様です。

 この様な国産車と異なる欧州車におけるブレーキの摩耗特性ですが、クルマに求める思想が国産車とは差異があるためだと思います。たぶんですが、欧州車の方がより高速からの急減速を想定しているのでしょうし、急坂での連続ブレーキング時の耐フェード性能を重視している様に感じられます。

 今般、マイカーでのブレーキング時に若干のペダルへのキックバックが生じることがあるのが気になるのと、ついでにパッド粉が多いのが気になることと合わせて、ディスクプレートの研磨とパット交換を行いました。作業は知り合いの修理工場さんに願いしましたが、予めディスクパットは、摩耗粉が少ないと謳う国産品を調達しておきました。若干問題なのは、ディスクプレートの摩耗が予想以上に進行しており、かなりディスクプレートを削り取る必要があったことです。やはりディスクプレートの厚さ確保は強度上必要でしょうし、耐フェード性能上も問題が生じる恐れがあるからです。まあ、そんな問題も感じつつ、ディスクの平滑を確保できる最小限に研磨を行ってもらい、ブレーキ整備は完了しました。暫くの期間走り込んで見ないと今回のパット選択が正解であったかは評価しかねますが、また報告してみたいと思います。




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