私の思いと技術的覚え書き

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欧州車は何故か樹脂が弱い

2015-11-03 | 車両修理関連
 過去から、欧州車の内装材そのものや、固定するクリップ類、そしてワイヤリングハーネス被覆やコネクタ(カプラ)等々の樹脂などで経年したクルマを前提として、弱いと感じ続けているのです。先日も、BMW・E46のリヤゲート回りのトリム材を取り外す際、かなり注意深く行ったのですが、接合はめこみ部が次々と割れてしまったのです。この部品は、目見当数十グラムの部品ですが、約1mもない高さから落下させてしまったら、大きく割れてしまいました。まるでガラス細工の様な脆さです。材質はABS系の樹脂の様ですが、たぶん新しければこんな割れやすいことはあり得ないはずです。(新車組立ラインで割れるでしょう)経年することで、脆性が極端に悪化するのでしょう。しかし、ここまで弱いと呆れて来ます。なお、PP系の樹脂ですと、ここまで弱くなることはないと感じていますが、比較的硬質の樹脂において感じるところです。

 また、内装材に質感を高めるためでしょうが、艶消し塗装がなされている場合に、この塗料が経年するとベタ付きおよびはがれを生じるのも困ったものです。

 しかし、欧州にはBASFとか世界的にも名高い化学メーカーがあるのですが、不思議にも思えてきます。塗料だって樹脂ですが、取り扱う塗装屋さんからは、悪い評判は聞かないのですが・・・。

追記
 冒頭に記したトリムの樹脂部品価ですが、ネットで調べると米$15ですが、BMW-Jの価格は 11,000円だといってます。$/130円としたって、約2,000円ですから、異常な値付けとも感じます。結構$換算で、妥当と思える部品もあるのですが、この様な大幅な利幅を取っている?部品も目立ちます。

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