クルマで代表的なソフトウェアスイッチが、エンジンスタートボタン(スイッチ)でしょう。最近のスマートキーなるものでは、トランスミッター(印籠)を近くに保持し、ちょっと前ならインパネのソケットに差し込み、くだんのスタートボタンを押し込むと、エンジン停止中なら勝手にスターターモーターを駆動しエンジンが始動します。また、エンジン始動中ならエンジンが停止すると云うものです。
このスイッチは、基本的には押し込んでONになり離すとOFFになる、極単純な1回路2接点のスイッチだろうと想像します。それを、エンジンECUなどのシステム制御のソフトウェアで、トランスミッターの暗証コードが一致するか、ブレーキを踏んでいるか、ギヤがPかNか、ドアが閉じているか、エンジンが停止か始動かなど、様々な条件により制御している訳です。
これは、クルマの歴史を辿れば、その昔のクルマはインストルメントにイグニッションスイッチがあり、それと別にスターターモータースイッチボタン(プッシュON)があったのです。それが盗難防止用のステアリングロックと連動するために、コラム右側面のイグニッション+スタータスイッチ兼用のスイッチが一般化したという流れがあります。
それをトランスミッターをインストルメントに差し込み、イグニッションをONにし、さらにスターターボタンを押して(一瞬押すだけでシステム設定時間の範囲でエンジン始動まで回り続ける)方式になりました。そして、さらにトランスミッターの暗証コード電波が届く範囲で、スタートボタンだけですべてを行うのが、現在のスタートスイッチです。
あくまで私見ですが、幾つか感じることを記してみたいと思います。まず、車種によりスタートボタンの位置が様々で、始めて乗ると戸惑います。ステアリングコラム右側であったり左側であったり、センターコンソール部であったりとです。次に、スターターモーターのクランキングを勝手に行うのも、どうも違和感を感じています。あくまでも運転車が有意に駆動させているんだという、感覚がなくなってしまったからでしょう。そして、危機感をとして、異常発生時にエンジンの即断停止が100%保証されるのか?と想像することです。パソコンでは、パワースイッチが同様の形態でかなり前から使用されています。昔あったリセットスイッチは姿を消し、パワースイッチを長押しすると強制的な電源断となり、再度の起動操作でリセットが行えるからと云うことでしょう。
しかし、クルマで暴走事故などが生じたとして、スタートボタンを長押ししている間はありません。正常の動作では、長押しせずともエンジンは停止しますが、様々な条件とソフトウェアロジックが介在する回路に疑心暗鬼を感じるところなのです。
追記
つい2週程前にもAT車のアクセルとブレーキの踏み間違いによる歩道上の暴走事故で、死傷事故が生じています。類似の事故は、AT車の普及と共に、相当数が起き続けています。何しろ運転車は、ブレーキだと思い続け最期までアクセルペダルを踏み続けているのですから。この様な場合にも、ステアリングコラム右横のイグニッションスイッチを切るという動作を、教習所などでの教育も含め徹底させれば幾らかは防げる様にも思えるのですが・・・。そして、プッシュスタートボタンは、この様な場合に、遅延なく動作するのか不安を感じるとことです。
このスイッチは、基本的には押し込んでONになり離すとOFFになる、極単純な1回路2接点のスイッチだろうと想像します。それを、エンジンECUなどのシステム制御のソフトウェアで、トランスミッターの暗証コードが一致するか、ブレーキを踏んでいるか、ギヤがPかNか、ドアが閉じているか、エンジンが停止か始動かなど、様々な条件により制御している訳です。
これは、クルマの歴史を辿れば、その昔のクルマはインストルメントにイグニッションスイッチがあり、それと別にスターターモータースイッチボタン(プッシュON)があったのです。それが盗難防止用のステアリングロックと連動するために、コラム右側面のイグニッション+スタータスイッチ兼用のスイッチが一般化したという流れがあります。
それをトランスミッターをインストルメントに差し込み、イグニッションをONにし、さらにスターターボタンを押して(一瞬押すだけでシステム設定時間の範囲でエンジン始動まで回り続ける)方式になりました。そして、さらにトランスミッターの暗証コード電波が届く範囲で、スタートボタンだけですべてを行うのが、現在のスタートスイッチです。
あくまで私見ですが、幾つか感じることを記してみたいと思います。まず、車種によりスタートボタンの位置が様々で、始めて乗ると戸惑います。ステアリングコラム右側であったり左側であったり、センターコンソール部であったりとです。次に、スターターモーターのクランキングを勝手に行うのも、どうも違和感を感じています。あくまでも運転車が有意に駆動させているんだという、感覚がなくなってしまったからでしょう。そして、危機感をとして、異常発生時にエンジンの即断停止が100%保証されるのか?と想像することです。パソコンでは、パワースイッチが同様の形態でかなり前から使用されています。昔あったリセットスイッチは姿を消し、パワースイッチを長押しすると強制的な電源断となり、再度の起動操作でリセットが行えるからと云うことでしょう。
しかし、クルマで暴走事故などが生じたとして、スタートボタンを長押ししている間はありません。正常の動作では、長押しせずともエンジンは停止しますが、様々な条件とソフトウェアロジックが介在する回路に疑心暗鬼を感じるところなのです。
追記
つい2週程前にもAT車のアクセルとブレーキの踏み間違いによる歩道上の暴走事故で、死傷事故が生じています。類似の事故は、AT車の普及と共に、相当数が起き続けています。何しろ運転車は、ブレーキだと思い続け最期までアクセルペダルを踏み続けているのですから。この様な場合にも、ステアリングコラム右横のイグニッションスイッチを切るという動作を、教習所などでの教育も含め徹底させれば幾らかは防げる様にも思えるのですが・・・。そして、プッシュスタートボタンは、この様な場合に、遅延なく動作するのか不安を感じるとことです。